妖艶☆美人歌手の十八番 スティーヴンス、ピアース、メリル ライナー指揮RCAビクター響 ビゼー・カルメン(全曲)

武者がえし

2021年10月27日 04:00

通販レコードのご案内スティーブンスも日本では評価・人気今一ですが、メトで愛された理由が良く分かります。カラスのカルメンの様な目新しさはありませんが、安心して聴くことができます。

《英ラージ・ドッグ・セミサークル金文字 フラット盤》GB EMI ALP1115-7 ライナー ビゼー・カルメン(全曲) 本盤は、EMI ALP の 200g を超える初期盤で、ロングカートンに収まっておりワンオーナー品ですから、盤の状態は大変良好です。まず、最初に重要な注意ですが、1milのスタイラスが付いたモノラルカートリッジでなければ、軽微なジリパチノイズが発生します。ご使用の装置も含めお求めの際にはお気をつけ下さい。
 ライナー指揮による古典的なカルメン。リーゼ・スティーヴンズは表紙の通り美人歌手として有名なアメリカ生まれのメゾ・ソプラノ。彼女は殊の外このカルメン役を得意としていて、メトではなんと124回も歌ったという記録が残っています。しかし声量はさほどなかったようで、ライヴでは声を張り上げオーバーな表情付けが鼻につき、ライナーのテンポについていけない失態もあったと伝えられてますが、スタジオ盤ではそんなことはなく、妖艶な歌唱を楽しめる。オーケストラと合唱は、メトのアンサンブルではなく、録音用に編成されたRCAビクター管弦楽団とロバート・ショウ合唱団が起用されているものの、歌手陣は当時メトの舞台で歌っていた人気歌手が起用されています。他の配役も強力で、ドン・ホセのジャン・ピアース、エスカミーリョのロバート・メリル、リチア・アルバネーゼのミカエラは全く素晴らしい。いずれもメトの常連歌手で、その迫力あふれる歌唱は1950年代のメトの華やかなステージを彷彿とさせてくれます。
 なお、第4幕への前奏曲でプロヴァンス太鼓が使われていたり、グランド・オペラ形式上演としてバレエ音楽が挿入され、そこに「アルルの女」のファランドールが出てきたりという珍しい改変が、このレコードの面白さです。もちろんライナーの引き締まった指揮も抜群であり、音質もよく、今尚「カルメン」の名盤として古びていない。
1951年5~6月ニューヨーク、マンハッタン・センター録音。セッション・モノラル。

通販レコード詳細・コンディション、価格

プロダクト

レコード番号
ALP1115-7
作曲家
ジョルジュ・ビゼー
演奏者
リーゼ・スティーヴンス ジャン・ピアース リチア・アルバネーゼ ロバート・メリル 他
オーケストラ
RCAビクター交響楽団
指揮者
フリッツ・ライナー
録音種別
MONO

販売レコードのカバー、レーベル写真

"LARGE DOG IN SEMI-CIRCLE" WITH GOLD LETTERING, MONO FLAT 3枚組( 215g/215g/220g ), Stamper 1N/1N 2N/2N 2N/1N。

コンディション

ジャケット状態
M-
レコード状態
EX
製盤国
GB(イギリス)盤

通販レコード

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オーダーは
品番 / 34-8346


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❖1948年に「サロメ」でメトにデビューし、センセーショナルな成功を収めたライナーは、1953年にシカゴ交響楽団音楽監督に就任するまで、メトの指揮者陣の支柱的存在として、モーツァルト、ワーグナー、シュトラウスなどの独墺オペラを中心としたレパートリーに取り組み、メトの上演水準を飛躍的に高め一時代を画しました。ライナーのオペラ指揮者としての手腕を現在に伝えるのが1951年にRCAによって録音された「カルメン」で、上演のラジオ放送からのエアチェックを除き、ライナーがメト時代に残した唯一のオペラ全曲盤であり、またライナーにとって生涯唯一のセッション録音によるオペラ全曲盤ともなった貴重な録音です。
スタジオ録音ですが、歌や合唱は雑踏のざわめきが聴こえていたりと臨場感(りんじょうかん)の高いもので、台詞や合唱の歌詞に変更があったり、当時のメトの上演が伝わります。
 録音当時(1951年)ではもっとも一般的であったであろうグランド・オペラ版(ギロー版)を使っているようで場面と場面のつなぎも全て歌(レチタティーヴォ)でつなぐスタイルで、最近のアルコア版やコミック・オペラ版では普通の会話になっている録音に耳慣れているとリアリティはちょっと薄くなりますが、細部までキチッとしているライナーにはよく合っています。さらに、昔のグランド・オペラには付き物のバレエ音楽として第4幕で、同じビゼーの歌劇「美しきパースの娘」から「ジプシーの踊り」と歌劇「アルルの女」から「ファランドール」の2曲が挿入されます。
レコードサウンド/カテゴリ指定

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