絹のような光沢を持った美しさ レナータ・テバルディ、エレーデ指揮スイス・ロマンド管 オペラティック・リサイタル
それこそテバルディが自身のリサイタルで好んで歌っていた曲と共に
レナータ・テバルディは、1946年戦災で破壊されたスカラ座の再開記念コンサートにおいてオーディションに応募、このとき大指揮者アルトゥーロ・トスカニーニに認められ、24歳の若さでデビューし、1950年代から1960年代にかけてイタリア・オペラ界でマリア・カラスと人気を二分する人気を得た。この盤も当時の DECCA の録音の良さもあり、素晴らし音質で聴かせます。テバルディとカラスを対比する表現に、舞台上でヒロインになりきってしまうカラスの気迫をあげられますが、しかしながら、レコードに舞台の成功を第一に考える演出の、その心配はなく。有名アリアが満載の世界的なオペラ名作を気鋭のディーヴァを売り出すデモンストレーションとしている。レナータ・テバルディの声の素晴らしさ、また作品としての素晴らしさに耳を奪われ聴き入ってしまうことでしょう。
《ラダメスのロマンツァ「勝ちて帰れ」》ヴェルディのオペラ《アイーダ》第1幕のアリア。エチオピアを討つためにエジプト将軍に任命されたラダメスに勝利の帰還を期待している自分の内に芽生えた恋心に気づかないアムネリスが複雑な思いを歌います。
《トゥーレの王の歌》、《宝石の歌》は続けて歌われるグノーのオペラ《ファウスト》第三幕のレチタティーヴォとアリア。マルグリートが「トゥーレの王」を歌いながら、玄関に置かれた宝石を見つける。驚きながらも身に着けながら「宝石の歌」を歌う。悪魔メフィストフェレスが用意した宝石に、マルグリートはファウストの愛を受け入れる。
《ある晴れた日に》と、ピンカートンに見捨てられたとも知らず、メイドのスズキに向かって、 彼の帰りを信じていることを言い聞かせるように歌う悲しくドラマティックな、プッチーニのオペラ《蝶々夫人》第2幕のアリア。
《このカーテンの柔らかい襞の後ろの》プッチーニのオペラ《マノン・レスコー》の第2幕、デ・グリューから引き離され、ジェロンテの愛人になっているマノンの所ヘレスコーが訪れ、豪奢な生活をみて喜ぶが、マノンは豪奢でも愛のない生活はつまらないと歌う。
《歌に生き、愛に生き》私は他人を害することなく困った人がいれば、そっと手を差し伸べてきましたとプッチーニのオペラ《トスカ》第2幕で、捕えられた恋人の解放と引き換えに、警視総監から関係を求められた主人公トスカが、絶望と悲しみの中で歌います。
《ある穏やかな夜のこと》天使だけがご存知の喜びを私は心に感じました!と、レオノーラが、マンリーコと恋に落ちるきっかけとなった出来事を侍女に語る。ヴェルディのオペラ《トロヴァトーレ》第1幕のアリアで、テバルディのオペラティック・リサイタルは締めくくられます。
Decca ffrr goldは、英国デッカ ffrr 録音 LP、LXT ナンバーのオリジナル。1958年頃までのプレスでオレンジ地に金文字。いわゆる「溝」はセンターホールのごく近くにあり、グルーブガードのないフラット盤です。総じてモノラル盤の音質はステレオ盤より中低音域が厚く、コシがあるので同じ演奏のステレオ盤より明らかに好ましいものも少なくありません。そして、こうしたモノラル盤はステレオ盤とは違ったマイク・セッティングで録音された音質が多く楽しめます。
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