第1部 ベートーヴェン作曲 交響曲第1番ハ長調 作品21
ベートーヴェンは先輩であるハイドンやモーツァルトの作品の影響下でスタートしますが、交響曲をさらに大きなスケールで拡大。それに全人間的な感情や思想を盛り込みました。
1800年、ベートーヴェン29歳の時に完成、同年4月2日、ウイーンのブルク劇場で自らの指揮により初演しました。ボンからウイーンに出て8年、すでに2曲のピアノ協奏曲や、少なからぬ数の室内楽曲も発表していたベートーヴェンが満を持して放った最初の交響曲です。
今回の演奏は1937年10月25日、ロンドン、クイーンズホールで録音されたBBC交響楽団、指揮・トスカニーニのもので聴いてみましょう。