隠れた名盤と呼ぶに相応しいもの*バランスの良い録音も魅力 フリューベック・デ・ブルゴス オルフ カルミナ・ブラーナ

武者がえし

2019年10月10日 03:40

生命力みなぎる躍動感は、他の追随を許さないほどの、合唱の充実と、ソリスト質の高さも特筆に価する。ブルゴスの隠れた名盤。


《英初出ホワイト・アンド・ゴールド盤》GB EMI SAN162 フリューベック・デ・ブルゴス オルフ・「カルミナ・ブラーナ」

2014年6月11日に癌のために80歳で亡くなったスペインの大指揮者、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスはファリャ作品の録音をはじめとするスペイン音楽の第一人者として知られますが、オルフの《カルミナ・ブラーナ》やモーツァルトの《レクイエム》など、非スペイン音楽でも名盤を残しました。彼の録音キャリアは50年以上に及び、1960年代の初期録音の大半はEMIのために行われました。
ラテン系指揮者の《カルミナ・ブラーナ》は、の中では、群を抜いて素晴らしい演奏。隠れた名盤と呼ぶに相応しいものです。フリューベック・デ・ブルゴスはこういった合唱の入る大規模な作品では抜群のうまさを発揮しますが、その切れのいい豪快な指揮の下、充実した合唱、質の揃ったソロが一体となって、熱っぽい演奏を繰り広げています。生命力みなぎる躍動感は、他の追随を許さないほどの、合唱の充実と、ソリスト質の高さも特筆に価する。
1966年の録音ですが、オーケストラ、コーラス、独唱のバランスの良い録音も魅力のひとつです。録音秀逸オーディオファイル盤なのは言うまでもない。録音された時代と同じ空気を感じられるのが初期盤収集の楽しみを十二分に与えてくれる名盤です。
1966年録音

通販レコード詳細・コンディション、価格

プロダクト

Lucia Popp, Gerhard Unger, Raymond Wolansky, John Noble, New Philharmonia Chorus, New Philharmonia Orchestra, Rafael Fruhbeck De Burgos ‎– Carl Orff - Carmina Burana, Cantiones Profanae
レコード番号
SAN162
作曲家
カール・オルフ
演奏者
ルチア・ポップ ゲルハルト・ウンガー レイモンド・ウォランスキー ジョン・ノーブル ワンズワース・スクール少年合唱団
オーケストラ
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮者
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス
録音種別
STEREO
WHITE&GOLD ED1 英国初出, STEREO 1枚組(150g), Release&Stamper1966 5G/1G。

コンディション

ジャケット状態
M-
レコード状態
EX+
製盤国
GB(イギリス)盤
ホワイト・エンジェル》1960年代の初め、英EMIはオペラや、声楽といった部門に特化したSANシリーズを新たに作った。EMIがエンジェルマークを復活させたラベルでニッパーとエンジェルが両方描かれているのはレコード会社の興隆を誇っているようです。デザインは金色の地に白色のニッパーとエンジェルが上下に描かれ、中央上部に扇形で「HIS MASTER'S VOICE」と書かれています。SAN101~203辺りがこのデザイン。セットもの箱入りとして販売されることも多くありました。ラベル面のSANとは別に箱自体にSLSのセット番号が振られていますので、カタログ番号は時に混乱してしまいます。

通販レコード

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オーダーは
品番 / 34-21452
販売価格
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入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。


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