新春恒例のニューイヤー・コンサートでベートーヴェンのコントルダンスから抜粋されて演奏された。のちに「英雄交響曲」の主題になるテーマが素手に使われている箇所を中心の抜粋は面白かった。特別番組では説明されなかったので、かつてベートーヴェンの曲はニューイヤー・コンサートに登場していたのかしら。ツィーラーの序曲でスタートした今年、他にスッペの「軽騎兵」が登場。「北国のヨハン・シュトラウス」の異名をとるデンマークの作曲家、ハンス・クリスチャン・ルンビーのギャロップが登場した。
昨日は正午から新年会。毎年この日は1月としては日和が良いくらいですが、暖かいくらいの良いお天気でした。帰宅後、いつもならすぐに疲れがでて、20時頃に仮眠することもあったのですが、昨夜は22時の夕食後に酔いが回りはじめて、午前1時には限界。楽しく見ていた「大人の一休さん」も第9則までで断念しました。そのおかげさまで、今朝はさっぱり目覚めた朝。実際のお天気だけが、どんより雲天。成人式の明日は好転するということですが、それを怪しんでしまうほど。
クラシック音楽で日本で良く好まれていると思われるのは『交響曲』、『管弦楽』。レコードでの流通のこれが大きく閉めています。次いでピアノ音楽、モーツァルトやショパン、ベートーヴェンと言ったところでしょうか。毎月行っているレコードコンサートでも、会場に来場された会員にリクエストを問うと、『来年のプログラムには、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲や、スッペの軽騎兵とかがあったら聴かせて欲しい』と『お願いしますばい』と乞われるほどです。
今年はベートーヴェンの年。3年間ほどに亘って、ピアノ協奏曲全曲干渉を皮切りに、四重奏、室内楽曲、交響曲を順に聴くシリーズを続けてきました。今年は改めて、ヴァイオリン協奏曲を楽しみましょうかね。
スッペはウィーンのオペレッタの火付け役ですし、黄金期をつくりだしたのがレハール。ワルトトイフェルのスケーターズ・ワルツも、ウィンナ・ワルツとして一般的に認識の高いことでしょう。作曲家の名前やオペラのタイトルでは、その旋律は思い浮かびにくいでしょうが《マドンナの宝石》は、かつて《聖母の宝石》として、音楽を聞くと誰もがよく知っている好きな曲だと必ず答えてくれます。
イタリア作曲家ヴォルフ=フェラーリ生まれる ― 1876年1月12日
この日が誕生日のエルマーノ・ヴォルフ=フェラーリは、20世紀前半のイタリアで流行したヴェリズモ・オペラー市井で実際に起こった事件を題材にしたオペラーただ一作で、その名が現在まで残された。1911年に初演されて、それなりにヒットした《マドンナの宝石》だ。