古関メロディーで熊本を『エール』 ― 1953年作曲の「熊日の歌」公開
熊本日日新聞社は7月1日、NHKの連続テレビ小説『エール』の主人公、古山裕一のモデルである作曲家古関裕而[こせきゆうじ]さん(1989年死去)が作曲した社歌『熊日の歌』を、動画投稿サイト「ユーチューブ」の熊日公式チャンネルで公開した。
熊日本社にある新聞博物館で6月中旬、当時のレコードを確認。6月19日付朝刊1面の「新生面」で紹介したところ、熊日SNSこちら編集局には「聞いてみたい」との声が寄せられていた。熊本放送の協力で聴取が可能になった。
《熊日の歌》は1953(昭和28)年に完成。歌詞は公募で熊本市の松本つゆ子さん=当時(26)=の作品に決まり、作曲を古関さんに依頼した。
「火の山の炎のごとく燃ゆるもの♪ 球磨川の流れのごとく清きもの♪」といった歌詞が、数多くの応援歌を手掛けた古関さんらしいメロディーにのって、元気が湧き出るような歌になっている。
『熊日の歌』を収めた当時のレコードの現物は熊本市中央区にある新聞博物館で展示しています。博物館ではこのレコードから取った音を聴くことができるようになっています。