マーラー解釈の神髄*クンダリ、フォレスター、ワルター指揮ニューヨーク・フィル マーラー・交響曲2番「復活」
通販レコードのご案内マーラーの直弟子でもあり、同じユダヤ人として時代を共有したものでなければなし得ない強い共感に満ちあふれた演奏を聴かせている。
《米2Eyes》US COLUMBIA M2S601 ワルター・ニューヨークフィル マーラー・交響曲2番復活 一時は引退を表明して80歳を越えた晩年のワルターは米国は西海岸で隠遁生活送っていたが、米コロンビア社の若き俊英プロデューサー・ジョン・マックルーアに説得されドイツ物中心にステレオ録音開始。日本の北斎に譬えられたように、まさに80歳にして立つと言った感じ。
引退していたワルターを引っ張り出し、『マーラー直弟子のワルターが伝えるマーラー解釈の神髄。』とコピーが常套句になっていますがワルターの心情はどうだったのか、と考えます。この『復活』は、その彼のステレオ録音の最初の1枚となったものです。マーラーの弟子であったワルターが、それまでの手兵ニューヨーク・フィルを指揮してステレオで最初にとりあげたのが『復活』だったというのはまさに僥倖であったといえるでしょう。
この録音はニューヨーク・フィルとウェストミンスター合唱団。あとに続くレコードのためのオーケストラのとは違ったんじゃないか。ドイツものとしてマーラーを録音できることに特別な思いを強くしたのではないか。録音は穏和な表情の中にどことなく哀感が漂うような、独特の味わいがあります。低音域を充実させたドイツ的なスタイルで、ロマンティックな情感を適度に盛り込みながら柔らかくたっぷりと歌わせたスケール感豊かな名演。
マーラーも、巨匠ワルターの芸風に最もしっくりと馴染む作曲家の一人だったように思う。マーラー直系の愛弟子ですから、当然と言えば当然ですが、同じユダヤ人として時代を共有したものでなければなし得ない強い共感に満ちあふれた演奏を聴かせている。歴史的名盤といえる録音だ。ワルターのステレオ録音が聴けるとは、米コロンビア社の英断に感謝せずにはいられません。
録音:1958年2月ニューヨーク、カーネギー・ホール。優秀録音、名盤。
通販レコード詳細・コンディション、価格
プロダクト
New York Philharmonic Conducted By Bruno Walter, Mahler – Symphony No. 2 "Resurrection"- レコード番号
- M2S601
- 作曲家
- グスタフ・マーラー
- 演奏者
- エミリア・クンダリ モーリン・フォレスター
- オーケストラ
- ニューヨーク・フィルハーモニック ウェストミンスター合唱団
- 指揮者
- ブルーノ・ワルター ジョン・フィンリー・ウィリアムソン
- 録音種別
- STEREO
2EYES米国2版, STEREO 2枚組 (130g/130g), Stamper 1BJ/1CD 1BA/1BA。
コンディション
- ジャケット状態
- EX
- レコード状態
- M-
- 製盤国
- US(アメリカ合衆国)盤
ワルター最晩年にして初のステレオ録音。マーラーの副指揮者を務めたワルターならではの深い理解に基づく美しく雄大な名演奏です。いつものコロンビア交響楽団ではなく、マーラーの演奏に関しては別格の完成度を見せるニューヨーク・フィルとの録音であったことも僥倖。録音も相変わらず素晴らしい。
《2EYES グレイ 360 Sound Stereo logo at bottom》米コロムビアは、1960年代の初めに高品質レコードの証としてキャッチコピーとして”360 SOUND”を使用開始する。すでにモノラル時代にジャケットには使用されていたので、”復活”というほうが正しい。1962年から六ツ目から二つ目に変わり、モノラル盤と同様に下部に黒文字で"360 SOUND STEREO"の文字が入る(MS6350~6500辺り)。翌1963年には、"360 SOUND STEREO"の両端に矢印が付いてくる。MS6500~6800辺りがこのレーベル。そして1965年中期から1970年までは同じ二つ目ですが、下部のロゴは白文字"360 SOUND STEREO"に変わる。MS6800以降、MS7500あたりまで使われ、ワルターやオーマンディ、グールドといった演奏者のお馴染みの録音が多く、品質が安定しているので親しみやすい。
通販レコード
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オーダーは
品番 /
34-24910
販売価格
12,000円(税別)
ブルーノ・ワルターは1876年ドイツ、ベルリン生まれの指揮者。1962年没。シュテルン音楽院でピアノを学び、9歳でデビュー。指揮デビューは1893年にケルン歌劇場で。その後ハンブルク歌劇場でマーラーに認められ決定的な影響を受ける。ウィーン宮廷歌劇場にもマーラーに招かれる。1938年ナチスを逃れ米国に渡る。1947年から2年間ニューヨーク・フィルの常任を務めたほかには、常任には就かなかった。晩年は録音専用オーケストラを得て、ステレオ録音を多く行なう。
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