鮮度では群を抜いている◉ジョコンダ・デ・ヴィート、クーベリック○バッハ、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲

武者がえし

2021年06月25日 07:15

名手が楽器を選ぶのか。楽器が弾き手を選ぶことも有るようだ。
中古のアナログ・レコードの中でヴァイオリン協奏曲、ヴァイオリン・ソナタのレコードには目ン玉の飛び出る超高額盤が多い。
残された録音は少ないジョコンダ・デ・ヴィート。本盤もその残された貴重な記録の一枚。
このレコードを聴かなければ、それは解らない。屈指のストラディヴァリウスの明るく艶やかな高音、まろやかな逞しさを持つ低音で音楽の旋律美が味わえる。そこを味わいたいから競うようにコレクションされるのだ。一枚のレコードの範疇を超えた超高額ではあるけど、ストラディヴァリウスの銘器を名手が弾いた様々な音色を手元に持てるのです。
デ・ヴィートの燃えるように情熱的で鮮やかなヴァイオリン・ソロに圧倒される思いで、ティボー譲りの魂の叫びが直接聞こえてくる。楽器の輝きだけに限らず音楽の流れもスムーズでウィットに富んでおり、イタリア特有の燦々と降りそそぐ陽の光に照らされながらのびやかに朗々と演奏しているような趣があり、その豊潤で実り豊かな表現を存分に堪能することができました。

通販レコードのご案内一枚のレコードの範疇を超えた高額盤。

《初期ニッパー金文字 160グラム重量盤》GB EMI ALP1856 ジョコンダ・デ・ヴィート/クーベリック バッハ ヴァイオリン協奏曲/モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第3番

  • HMVのステレオ初期のオリジナル盤は、クラシック音楽のすべてのLPレコードの中でも最も入手の難しいLPの一つといわれているものです。本盤の状態なら軽く$5000以上する世界一発掘が困難な高額盤EMI ASD429のモノ盤。恐らく当盤は鮮度では群を抜いていると思われます。過去に様々な形で復刻されてきましたが、全く新鮮な感動を与えてくれるでしょう。
当時はモノセッションとステレオセッション別々でエンジニアが担当していました。以前、両方を比較試聴する機会が有りましたがLPステレオ黎明期録音、成熟期にあった本盤モノ録音がバランス良いと感じました。ただしモノ用カートリッジは必須が鑑賞の前提条件ですが。
ウォルター・レッグ肝煎りでバッハは1959年6月24、25日ロンドン、アビーロード・スタジオ モーツァルトは1959年1月21、22日、11月6日ロンドン、キングズウェイ・ホールセッションで収録したデ・ヴィートの数少ないEMIオリジナル盤です。

通販レコード詳細・コンディション、価格

プロダクト

品番
34-26017
レコード番号
ALP1856
作曲家
ヨハン・セバスティアン・バッハ、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
演奏者
ジョコンダ・デ・ヴィート
指揮者
ラファエル・クーベリック
オーケストラ
ロンドン交響楽団 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音種別
MONO

コンディション

ジャケット状態
M-
レコード状態
EX++
製盤国
GB(イギリス)盤

販売レコードのカバー、レーベル写真

初期ニッパー金文字, MONO 160グラム盤, 2XEA 1S/1S最初期スタンパー。

通販レコード

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品番
34-26017


販売価格
66,000 円(税込)



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