日曜日に、第299回蓄音器でレコードを楽しむコンサートを行います。参加は無料ですが、熊本博物館の入館料は必要です。
午後1時30分からの第1部は、クラシック。モーツァルトのウィーン・デビューとなった《ハフナー》交響曲は、ザルツブルクで貴族の結婚式のために作曲したセレナーデから、4つの楽章をピックアップして交響曲にしました。父親宛に、その時の楽譜を送ってほしいと依頼している手紙が残されています。モーツァルトにとっての自信作だったことが伺われます。モーツァルトの中期作品群の中心になっている若々しい傑作です。
この曲以降《ジュピター》までの交響曲を、モーツァルトの6大交響曲とされます。第37番は欠番です。
日本初演は1927年に早稲田大学交響楽団によって演奏されている。
元々はザルツブルクで貴族の結婚式のために作曲したセレナーデから、4つの楽章をピックアップして交響曲にしました。
父親宛に、その時の楽譜を送ってほしいと依頼している手紙が残されています。
早急にシンフォニーが必要だったのですが、モーツァルトにとっての自信作だったことが伺われます。モーツァルトの中期作品群の中心になっている若々しい傑作です。
時代的にはモーツァルトは古典に含められて教科書に載ってますけど、モーツァルトの音楽には斬新さも核心も一切存在しませんよね。
他の作曲家と違いモーツァルトは個人的嗜好で作曲をしたってことだけが、バロックから古典初期の作曲家のなかでは異例な存在。
王様や貴族、依頼者の希望に沿う様に作るのが当時の作曲家ですからね。
エステルハージ候はチェロの名手でハイドンは毎日チェロの曲を作曲させられていて、他の楽器の曲も書きたいよとぼやいています。
サリエリが娯楽曲と、宗教曲を別々な信念で作曲したのに対して、モーツァルトはフィガロの結婚の伯爵夫人のアリアが、ミサ曲のソプラノのアリアと同じメロディで言葉だけが違う。
神聖なミサの歌に、お小姓と不貞を働く気持ちの歌詞をつけるなんてと、サリエリは憤慨したのです。
モーツァルトもザルツブルクの司教が、曲の長さは30分を越してはならないとお触れを出したのが、とうとう我慢ができずにとびだしてウィーンにやって来ました。
その時はまさか将来が10年で終わるとは、感じていたでしょうか。ウィーン時代の10年は、それ以前の音楽とは様変わりして個性が余計に立っています。
鬱陶しい天気には聞きたくないのが、モーツァルトですね。
日曜日のお昼ごろまでは雨が降るようです。午後は曇り、晴れてなくてもここちの良い午後だといいですね。
そして、昭和歌謡大全集が帰って来ました。昨年以来約一年ぶりのプログラムです。
昭和の初年から、揃えられるSPレコードを使い、希少な音盤は事前にオープンテープに録音されたものをカセットテープに編集してコンサートで聞いてもらっています。資料も揃えていらっしゃるので解説はデータベースにもなりそう。生まれた頃、青春時代と80歳の講師だからこそ説得力のある時代背景と並行していて、人気のシリーズ。昨年は体調を崩されて、まる一年開いてしまいました。
年度最後のコンサートとなります。どうぞ、ご来場ください。