クラヴィーアの魅力(1) / 古楽の楽しみ

武者がえし

2014年06月16日 06:00

中世・ルネッサンスからバロックまで、古楽の世界をくまなくご紹介している NHK-FM 「古楽の楽しみ」。
6月16日 月曜日からの4日間は、前半はクラヴィーアの魅力と題して、バッハの前奏曲、フーガとアレグロやカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの幻想曲、後半はアルト、バスの魅力と題して、ヘンデルのオラトリオ「メサイア」からの抜粋やバッハのカンタータ第82番「私は満ちたりて」、そのほかの作品をお聴きいただきます。


このCDは、平井満美子と佐野健二が主宰するEMC(アーリーミュージックカンパニー)オリジナルレーベルの第9弾。「録りたいときに録りたいものを録る」ことを大切にして自分達のスタジオで録音、編集行っている。今回はタイトル通りダウランドだけを集めている。佐野のリュートは落ち着いた響きの中にも豊かさがある。またA=405という調律が耳慣れないせいか、全体的に不思議な感じがする響きになっているのが面白い味わいに感じる。


「エリザベス女王のガリアード」 ダウランド作曲
(1分18秒)
(リュート)佐野健二
<EMC LUTE RECORDS 0019>

「愛や運命に」 ダウランド作曲
(4分23秒)
(ソプラノ)平井満美子
(リュート)佐野健二
<EMC LUTE RECORDS 0019>

「デンマーク王のガリアード」 ダウランド作曲
(3分15秒)
(リュート)佐野健二
<EMC LUTE RECORDS 0019>


「オールド・スパニョレッタ」 ファーナビー作曲
(0分56秒)
(チェンバロ)ピエール・アンタイ
<ACCORD 242212>

「ファンタジア 第12番」 ファーナビー作曲
(3分53秒)
(チェンバロ)ピエール・アンタイ
<ACCORD 242212>



Vivarte シリーズは未知の作曲家と初めて出会う演奏家との刺激にいつも新鮮な好感度を感じてました。ただ日本盤は紹介されてすぐに廃盤。輸入盤もワゴンセールで見かける時に買って楽しんでましたが今回60枚のボックスでリリースされて喜んで聞いています。
スザンヌのクラヴィーア曲集


「田舎のブランル」 作曲者不詳
(1分44秒)
(チェンバロ)ボプ・ファン・アスペレン
<SONY CLASSICAL SK 46349>

「ある日シュザンヌが」 作曲者不詳
(6分21秒)
(チェンバロ)ボプ・ファン・アスペレン
<SONY CLASSICAL SK 46349>

「ブラバント地方のロンド」 作曲者不詳
(2分28秒)
(チェンバロ)ボプ・ファン・アスペレン
<SONY CLASSICAL SK 46349>



「前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV998」
バッハ作曲
(13分16秒)
(ラウテンヴェルク)山田貢
<ナミ・レコード WWCC-7637>



「“ラ・ストラヴァガンツァ”作品4から バイオリン協奏曲
第9番 ヘ長調」ヴィヴァルディ作曲
(6分56秒)
(バイオリン)レイチェル・ポッジャー
(合奏)アルテ・デイ・スオナトーリ
<CHANNEL CLASSICS CCS 19598>
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