皆既月食、秋の夜の1時間の天体ショー。熊本でも楽しめそうな穏やか天気。
今週も連日ルービンシュタインのショパンを聞いているからなのか、一日の時間がゆっくりと流れているような錯覚にとらわれています。
秋の日はつるべ落としとは言いますが、午後の時間はとてもゆるやかな気がします。店先のペーブメントをカサカサカサと転がっていく落ち葉に季節の巡りを感じ、夕食の買い出しに行こうとして秋風に襟元を整えていて、ちょっと身震いしている人もいそうですね。
ほら、そこの店番のあなた。
七五三、クリスマス。師走に向けての準備は進んでいますか。
でも、今週いっぱいは、のんびりと気力を出す前の充電期間にしましょうか。
今夜は『皆既月食』です。今年も天体ショーは色々あったものの殆どが熊本のお天気事情で楽しみ難いものでした。
でも、今日は終日晴れの穏やかな天気。秋の夜の一時間の天体ショー。多少雲が邪魔しても楽しめるでしょう。
朝、夕、涼しく感じるようになったけれども一枚だけ余分に羽織って鑑賞しませんか。ロマンティックな時間を過ごすのも良い気候ですね。
皆既月食、秋の夜にゆっくり観察 8日夜、各地で1時間
地球の影に満月がすべて隠れ、赤黒くにぶく光る「皆既月食」が8日夜、各地で見られる。完全に地球の影に覆われるのが約1時間と長いため、天候が良ければ、ゆっくりと幻想的な月の観察を楽しめそうだ。
皆既月食は、太陽と地球、月が一直線に並ぶために起こる。国立天文台によると、皆既月食を国内の各地で観察できるのは2011年12月以来という。
沖縄県の石垣島以西をのぞき、ほぼ全国各地で欠け始めから終わりまでの経過を見ることができる。8日午後6時15分ごろに欠け始め、午後7時25分~午後8時25分ごろまで皆既食となる。部分食を含め月食がすべて終わるのは午後9時35分ごろ。時刻は各地で同じだが、月の見える位置は東日本のほうが少し高く、西日本では少し低くなる。
今回は、月が地球の影の真ん中付近を通るため、皆既食の時間が長い。皆既食の月が「赤銅色」になるのは、太陽光が地球の大気で屈折し、波長の長い赤い光だけがかすかに月面を照らすため。国内で見られる次回の皆既月食は来年4月4日という。
関連記事