ヘンデルの合奏協奏曲とカンタータ(1)〜古楽の楽しみ
2月16日 月曜日からの4日間は、 ヘンデル円熟期の名作、合奏協奏曲作品6を中心に、 カンタータを交えながらお送りします。
ヘンデル生誕300年を記念したピノックの一連の録音の1作。音楽の運びが見事なので、アレグロは引き締まり自発性に溢れ、緩徐楽章も精妙で古楽器による理想的な再現のひとつといえる。この名曲のスタンダード。とりあえずひと通り揃えたいという希望を満たしてくれる録音から《第1番》。
「合奏協奏曲 ト長調 作品6 第1 HWV319」 ヘンデル作曲(11分40秒)
(合奏)イングリッシュ・コンサート
(指揮)トレヴァー・ピノック
<ARCHIV POCA-2117>
名指揮者トーマス・ヘンゲルブロックにより創設された団体の、創設25周年を記念する全10枚組の CD3 がパーセルとヘンデルによる劇音楽とカンタータ集。※日本では 88697 9370524
「カンタータ“恋のいさかい”HWV82」 ヘンデル作曲(22分27秒)
アマリリ…(ソプラノ)ナンシー・アージェンタ
ダリーソ…(カウンターテナー)マイケル・チャンス
(合奏)フライブルク・バロック・オーケストラ
(指揮)ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ
<HARMONIA MUNDI(独) 88697 937052>
今日の最後の、合奏協奏曲は《第3番》。最初のピノックの演奏とは対照的な刺激を楽しめます。
「合奏協奏曲 ホ短調 作品6 第3 HWV321」 ヘンデル作曲(11分36秒)
(合奏)アルテ・デイ・スオナトーリ
(指揮)マルタン・ジェステル
<BIS SACD-1705/06>
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