The Last Rose 〜 ローラ・ライト、少女の名残の残る瞬間を捉えているグローアップのドキュメント

武者がえし

2015年06月26日 06:45

夏の名残のバラを始め、スコットランドやアイルランドといったイギリス各地の愛おしい民謡の数々。ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のゴージャスなオーケストラ・サウンドをバックにローラ・ライトが歌います。しかも本当の聞き所は、そのアレンジです。ジョン・ラター、パトリック・ハウェス、ポール・メーローといった現代合唱曲の人気作曲家が力を貸しています。
安定したヴォイスを、ボディ感を感じさせる手堅い録音が支えている。ルックスのあどけなさが若干残る表情は、ケレン味としてヴォーカルにも感じられる。しかし、話題になっては消えていく少女ヴォーカルの類ではなかった。聴いてわかるような個性は薄くバーバラ・ボニー、ルネ・フレミングには遠く及ばないけど、合唱隊で歌っていた歌手かなという、親しみ感が有る。録音から4年経過しているけど、希少なタイミングに録音が残されたと感じられる。


視聴とダウンロードが出来ます。

01. The last rose of summer 04:34
02. I know where i’m going 03:20
03. Scarborough fair 03:03
04. Drink to me only with thine eyes 03:43
05. Blow the wind southerly 02:49
06. Now sleeps the crimson petal 03:10
07. O waly waly 03:51
08. Skye boat song 04:44
09. Down by the salley gardens 04:01
10. The ash grove 04:31
11. My Bonnie lies over the ocean 04:07
12. Lavender’s blue 03:36

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