耄碌も味わいに変えている◉シューリヒト指揮ウィーン・フィルハーモニー管◯ベートーヴェン・交響曲第2番

武者がえし

2022年07月02日 02:00

通販レコードのご案内シューリヒトならではの名演です。

《フラット盤》GB DECCA LXT2724カール・シューリヒト ベートーヴェン・交響曲2番 シューリヒトの名人技が冴え渡る。細かい音の機敏でリズムを先取りするような動きや、ウィーン・フィルの豊かな表情を存分に響かせる等、聴いていて楽しくて堪らない。
時にシューリヒト72歳の録音。“カルショーに言わせると、この録音のシューリヒトはもうろくしていたというのですが......。否! 断じてそんなことの無い素晴らしい演奏と言っておきます。”と数年後のハフナーや未完成のレコードの紹介で長谷裕二さんがアピールしているのですが、ファンにとってはあばたもえくぼ。耄碌(もうろく)も味わいに変えている。特に、第3楽章の中間部の微妙にテンポを緩やかにしている点や、終楽章の超スローテンポが大変ユニークであるが、それでいて演奏全体の堂々たる風格をいささかも失うことがないのは流石というべきである。

プロダクト

品番
34-8947
レコード番号
LXT2724
作曲家
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
オーケストラ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮者
カール・シューリヒト
録音種別
MONO

コンディション

ジャケット状態
M-
レコード状態
EX
製盤国
GB(イギリス)盤
録音:1952年5月27〜30日。ウィーン・ムジークフェラインでの録音。
LL 629 としての発売も有る。

販売レコードのカバー、レーベル写真

ORANGE WITH GOLD LETTERING, FLAT MONO(190g), Release & Stamper 54.5 1B/1B。

音圧が高く、音に密度と力がある。高域の空間と伸びは適度。低域は空間が広く、密度のある音。チェロをはじめとする弦楽器も温かい音色で、高低の分離も良い。高域の伸びと広がりや音の鮮度は不足することなく、偉大な交響曲の世界をウィーン・フィルの奏者達と一緒に共有するような感覚。ファンの熱い支持を受けるブルックナーやワーグナー同様、やはりシューリヒトの核心だと思い知らされる超優秀モノラル録音。

通販レコード

品番34-8947特別価格10,560 円(税込)通常価格13,200 円(税込)
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