最初に聴く、名曲名盤◉ショルティ指揮ロンドン響◯マーラー・交響曲1番『巨人』

武者がえし

2019年09月16日 00:00

通販レコードのご案内 この説得力は、英デッカ社の巧みなノウハウの蓄積からくる自信の現れだと思います。

《ワイドバンド、ED2盤》GB DECCA SXL6113 ショルティ&ロンドン マーラー・交響曲1番「巨人」 このマーラー、ゆっくりのテンポの美しい旋律は、とても《ラインの黄金》のドンナーを収録した同じ指揮者とは思えません、ショルティのイメージから聴き始めはマッシブでガチガチに硬派な演奏で、しなやかさに欠ける演奏と思いきや、単にオーケストラを煽るだけではなくて、あるいは自らの底にあるロマンティシズムが目覚めたからなのか、オーケストラ共々非常に共感に満ち、時にロマンティックなうねりすら聴かせるのですが、それが類い希なほどの説得力を持って聴き手に迫ってきます。
 冒頭からただならない気配が支配し、その空気が全曲を覆う。本盤では、名器ウィーン・フィルを英国のロンドン交響楽団に持ち替えていますが、基本的にはウィーン・フィルと共通部分が多い演奏だと思います。しかし、ロンドン交響楽団を選んだことで《巨人》の新たな魅力を引き出しました。それは英Decca社の彗眼(けいがん)だったと思います。レコードの定盤に《巨人》を定着させた、とにかく凄まじい演奏。

品番
34-18277
レコード番号
SXL6113
作曲家
グスタフ・マーラー
オーケストラ
ロンドン交響楽団‎
指揮者
ゲオルク・ショルティ‎
録音種別
STEREO


初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」
ジャケット状態
EX
レコード状態
EX
製盤国
GB(イギリス)盤
1964年1月、2月にロンドン、キングズウェイ・ホールで録音。
ED2
レーベル中にデザインされている銀色の帯(黒色で「FULL FREQUENCY」と書かれている)の幅が13ミリメートルあり、ED4よりかなり広い。そのため、「ワイド・バンド」とも呼ばれています。またラージ・レーベルの外周から約1センチのところに溝(GROOVE)があります。ここまではファースト・ラベルと同一デザインです。ただし、ラベル上部10時位置の文字が、「 Made in England By … 」に変更になりました。多くの専門家の間で、このセカンド(ED2)の音質は、ファーストラベル(ED1)に似ているという意見が多いです。

WIDE BAND WITH GROOVE MADE IN ENGLAND ED2, STEREO 1枚組(140g), Release 1967, Stamper 2E/9W。

品番34-18277販売価格6,000 円(税別)
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初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」
入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。

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