きらクラDON 第146回の出題曲。その全曲。
13日の放送は特別仕様の NHK-FM きらクラとなった。ふかわりょうさんと番組のパーソナリティの遠藤真理さんが出産のために今週の番組を最後に産休に入られる。そこで、遠藤真理さんが大好きな『ソラミミクラシック』と『ダジャレ』で番組まるごと三昧になった。
きらクラDONは、遠藤真理さんの出産を祝福する意味もあってなのか、新世界に降り立った作曲家の夢と希望がいっぱいに詰まった名曲からの出題だ。
この曲は、とても親しみがありクラシック音楽の入門として定番だから既出だと思い込んでた。この作曲家の名曲からは過去に5作品がきらクラDONとして出題されている。それが親しまれている名曲だからこそ、あえて出題されてこなかったのだろうか。
それほど、この作曲家は誰にでも覚えやすいメロディーを作る才能があった。そして、ドヴォルジャックの時代から、音楽家として活動するためにはドイツの音楽家になることが第一優先でした。地域や家庭ではチェコ語を普通に使うことが出来ましたけれども、オペラや音楽界など公的なものにはドイツ語を修練していなければいけない社会事情がありました。
この交響曲は黒人霊歌やネイティヴ・アメリカンの民族音楽からの引用が全体に濃厚ですが第3楽章は、スラブ民謡風。45分の全曲中でトライアングルがここでだけ使われるのが印象的。曲の冒頭部分で、このトライアングルが聞こえれば決定的。
改めて出題の録音を聞き直しましたが、テンポが緩やかでデクレシェンド気味に演奏されている。良く似た別曲かもしれない。
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