理想的名盤◉ヘンリク・シェリング◯J.S.バッハ・無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全集

武者がえし

2021年10月28日 03:35

通販レコードのご案内何百組以上の録音がありますが高貴さと言う事でこの高みにまでたどり着いた演奏って古楽器全盛の現代でも結局ベストを争うのがこの録音でしょうか。何の不満もない演奏に浸るだけ。

《ブルーライン&チューリップ混合盤》DE DGG 2709 028 ヘンリク・シェリング バッハ・無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全集 シェリングの音色は、とてもみずみずしく、のびのびしていて極めて美しい。
 美音の持ち主は、往々にして自らの音の美しさに浸りきった演奏をしがちであるが、シェリングの演奏は調和が取れていて、純粋・明瞭かつ客観的であり耽美的な要素はない。この録音から聞き取ることができるのは、シェリングの技巧の完璧さと音のニュアンスの幅広さ、そして音楽の美しさである。
 シェリングの演奏が厳しいとか精神性が高いと評されることがあるのは、音の美しさに浸りきった演奏をしないことに由来するのだと思う。和音の処理が見事なことである
 音それ自体の美しさは、美しい音楽を構築するためのひとつの要素にすぎない。
 超美品に違いない整いすぎた演奏。整然とした音が集まると音楽としての力や迫力になります。この演奏はおそらく1734年製のストラディヴァリを使っていますが、素晴らしく良い状態で、更に丁寧に調整されたストラドと思います。音色も大変に豊かでリッチです。そこも聴き所です。
ゆったりとしたテンポ、どの音も整った音、和音は同時に聞こえるように弾いていること、が特徴です。
典型的なクラシック音楽と言えるたっぷりとした豊かな演奏です。こういった表現方法は、ある意味、音楽家にとっての理想的な表現です。ステレオ録音。

通販レコード詳細・コンディション、価格

プロダクト

品番
34-14278
商品名
DE DGG 2709 028 ヘンリク・シェリング バッハ・無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全集
レコード番号
2709 028
作曲家
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
演奏者
ヘンリク・シェリング
録音種別
STEREO

販売レコードのカバー、レーベル写真

コンディション

ジャケット状態
M-
レコード状態
M-
製盤国
DE(ドイツ)盤
解説書付き。
ブルーライン・ラベル
黄色地に黒文字。リムに青い二重線が引かれたラベル。通称、BLUE LINE と呼ばれています。

BLUE LINE X 2 & TULIP MADE IN GERMANY二種混合, STEREO 3枚組(145g/140g/155g), Release 1968。

通販レコード

  • オーダー番号34-14278
  • 特別価格44,000円(税込)
  • 通常価格55,000円(税込)
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1967年録音盤である本作は、確かなテクニックに裏打ちされた格調の高さは類がないほどの名盤。
聴かせてもらって感動しました。ということも、笑顔を向けて楽しませてくれるような素振りもない。もう毎日の日課になってしまった練習を傍で聞いているようなバッハでときめかない。ときめきや息苦しくなるようなドキドキは、このところのバッハ演奏が良い。シェリングの若さ漲る真摯にバッハに迫らんとする気迫と情熱は、このDGGの2回目の録音よりは一回目の録音のほうが良い。
もはや現代はシェリング、ミンツを聴く時代ではないだろう。シェリングやミンツの演奏には、時代遅れを感じてしまいます。思い出話が織物と成っているような、ジェネレーション・ギャップが有るのだろうけれども。1967年の録音は、言葉を変えればシェリングが彼自身のために演奏しているところを録音したレコード。


入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。

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