終楽章のペダルを踏み込む衝撃音の生々しさは驚くばかり◉カーゾン、フィエルスタート指揮ロンドン響◯グリーグ・ピアノ協奏曲

武者がえし

2016年10月21日 19:45

通販レコードのご案内 ジョン・カルショーとケネス・ウィルキンスンの名コンビによる優秀な録音も特筆ものです。

《深溝、ED1盤》GB DECCA SXL2173 カーゾン&フィエルシュタード グリーグ・P協奏曲 淡々とした美しさを奥深い透明感で貫いて描ききる素晴らしい名演。カーゾンは弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる。エッジの効いた冒頭から終わりまで息もつけぬ緊張感を味わえます。
 DECCA のオーディオファイル盤で高名な「真夏の夜の夢」の指揮者フィエルシュタードのバックは、北欧のピアノの詩人、グリーグの雰囲気がピッタリ合います。しかし、カーゾンは、小学生のとき音楽の教材だったペルシャの市場にてを作曲したケテルビーを叔父にもつ英国ピアノ界のサラブレッド。英 DECCA 社は目の付け所が違う。何故、わが国で正当に評価されていないか不思議です。

品番
34-19001
レコード番号
SXL2173
作曲家
エドヴァルド・グリーグ
セザール・フランク
ヘンリー・リトロフ
演奏者
クリフォード・カーゾン
オーケストラ
ロンドン交響楽団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮者
エイヴィン・フィエルスタート
サー・エイドリアン・ボールト
録音種別
STEREO

ジャケット状態
M-
レコード状態
M-
製盤国
GB(イギリス)盤
 ウォルサムストウのアッセンブリー・ホールでの録音。ホール内部は1、2階席と小さな舞台のある木の床張りで、最大約1,200名が収容できる広さだが、1階席の椅子を取り払うとダンスの出来る平土間が出現する。
 デッカの録音スタッフはオーケストラをこの平土間に配置し、デッカ・ツリーと呼ばれる独特のマイクロフォン・セッティングを用いて数々の名演奏・名録音をこの会場で行ってきた。
ED1(左上にORIGINAL RECORDING BY)
SXL シリーズは SXL 2001 から始まる 2,000 番台、SXL 6001 から始まる 6,000 番台がありますが、2,000番台の全てと6,000番台前半のレコードがこれに該当します。レーベル中にデザインされている銀色の帯(黒色で「FULL FREQUENCY」と書かれている)の幅が13ミリメートルあり、ED4よりかなり広い。そのため、「ワイド・バンド」とも呼ばれています。また、ラベル上部、10時位置から右向きに「Original Recording By ...」の文字が見られます。 更に、ラージ・レーベルの外周から約1センチのところに溝(GROOVE)があり、この3つが揃っているものを ED1 (English Decca 1)と呼び、SXLの最初期ラベルとなります。このレーベルが、デッカのステレオレコードの中でも、もっともプレスの時期が早く、オーディオファイルたちの憧れの的です。

"ORIGINAL RECORDING BY THE DECCA" WIDE BAND WITH GROOVED ED1, STEREO 1枚組(150g), Release 1960, Stamper 4D/2D。

品番34-19001販売価格15,000 円(税別)
詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。「クレジットカード決済」「銀行振込」「代金引換」に対応しております。


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