長岡鉄男の外盤A級セレクション★ショルティのワーグナー/「ラインの黄金」〜本物のソニックステージを体感
6台のハープが奏でる虹がかかる場面での音の広がり。本物の金床を叩いて鍛冶場を描写した迫力は前代未聞。長岡鉄男の外盤A級セレクション。
ショルティのワーグナー/「ラインの黄金」全曲 ★長岡鉄男の外盤A級セレクション 独DECCA 2808 LP レコード 1959年、カラヤンの『リング・プロジェクト』から先立つこと6年早く、ウィーン・フィルと録音の英 Decca が手掛ける偉業のためにクナッパーツブッシュが候補に上がっていたが、最終的に白羽の矢が立ったのがゲオルグ・ショルティだった。斯くてレコード史上初の壮挙となったスタジオ全曲録音を担ったショルティは一躍スターダム指揮者に。
なによりもショルティのヴァイタリティには脱帽で、指揮者のスケジュールに束縛されること無くスタジオで充分に理想を目指すことが出来た。その結果、“ソニック・ステージ”と呼ばれた効果音のおもしろさなど、名プロデューサー、ジョン・カルショーのもと、デッカの総力を結集したといわれる音響の素晴らしさは現在でも色褪せていない。
- レーベル
- 独 Decca
- レコード番号
- 6.35250
- 曲目
- ワーグナー:「ニーベルングの指輪」全曲〜「ラインの黄金」
- 歌手
- ジョージ・ロンドン(ヴォータン)、キルステン・フラグスタート(フリッカ)、クレア・ワトソン(フライア)、ヴァルデマール・クメント(フロー)、エバーハルト・ヴェヒター(ドンナー)、セット・スヴァンホルム(ローゲ)、パウル・クーエン(ミーメ)、ジーン・マデイラ(エルダ)、グスタフ・ナイトリンガー(アルベリヒ)、ヴァルター・クレッペル(ファゾルト)、クルト・ベーメ(ファフナー)、オーダ・バルスボーグ(ヴォークリンデ)、ヘティ・プリマッハー(ヴェルグンデ)、イラ・マラニウク(フロースヒルデ)
- オーケストラ
- ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ほか
- 指揮者
- ゲオルグ・ショルティ
- 録音
- STEREO
- 製番国
- ドイツ
- ラベル
- 青地にホワイトロゴレーベル
優秀録音。ボックス入りです。
1974年発売の『ニーベルングの指環』ボックスセットの第一巻。
販売価格10,800 円(税込)品番
2808詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。
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特別『ラインの黄金』が長岡鉄男の外盤A級セレクションに数え上げられているのですが、1958年はまだステレオ録音技術の黎明期。録音コンソールがマルチに変わり、高性能の録音テープが登用されるのは『ジークフリート』のセッションですから、物理的にも優秀なのは『ジークフリート』と『ワルキューレ』です。
しかし、演奏者と録音スタッフが心合わせて、一発録り全身全霊。《ラインの黄金》冒頭や、ワルハラへの入場でのコントラバスの重低音など迫力満点のサウンドで部屋に響かせてくれます。その事次第は、ここに書くと長い内容になるので、わたしのホームページでブログに書いていく機会にします。一先ず、ベーレンプラッテのレコード紹介とします。情報の共有は、アナログレコードや1時代、2時代前の演奏を伝えていくためにブログの役目として大事だと考えています。
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