昨日から、お弁当の受け取りには名札の提示が必要になりました。避難所生活43日目夜。
避難所生活も44日目。時々小雨がぱらついていますが、このくらいの涼しさで一日保てば嬉しいな。今朝は8時前に始業には早いが、避難所で生活している子供達は観念して全員登校。夕べのお弁当が、皆を早起きさんに変えたのだろうか。
昨日の夜ご飯から、名札提示で弁当の配給を受けるシステムに。どんな弁当かな、人数分だけというのは、コンビニかなし出しではないよな。と、ワクワク。その中庸の中。
ヒライさんだ!
卵焼きが大きいぃ!
割り箸袋に、こっそりとアピール。
卵が地場であるだけに、卵焼きもオムライスもヒライの自慢。薄っぺらい蒲鉾が入ってないのがいいですね。
梅干しがなかったのは、コストラインだったのかな。沢庵が多めなのは塩気不足に良かったね。全体減塩の味付けでした。
みんな、何時もよりゆっくりした食事タイムだった。小さい子供には、量が多かったか、味がはっきりしなかったからか評判は五分五分。今後、どう工夫されるか期待どころ。これまでの支援と違って、ヒライさんにはメニューの豊富さを試されることになるかもしれない。
おべんとうのヒライは熊本では安定した人気。お弁当のヒライとしての伝統で、コンビニやほか弁屋がはびこった時も転ばないで、低価格はうどん、そばを隣接させて早い、安いを押さえたし、夜遅くまで惣菜専門店でも、毎日並びが変わるメニューを量り売りで一律価格にしたり、食べ物屋は失敗しないというのが熊本に根強いのもその辺の業績大。
今朝の熊持ち新聞紙面でも、「ようやく弁当に」と題して取り上げられていた。
熊本市内、71の避難所で一部を除いてお弁当になったと報じてある。その紙面でのお弁当写真ではおかずが違うので違う企業が作ったものか、幾つかのパターンをすでに献立ができているのでしょう。
そこにも歓迎の声として「漬物や醤油の味が恋しかった。栄養の偏りも気になっていたので満足しました」。と、これは殆どの気持ちを代弁できている。本当に夕べは皆もくもく夕食時間を長く楽しんでいた。
お弁当の内容は管理栄養士がチェックしているのは感じられたが、災害救助法で食費は一人あたり一日1,110円以内と決まっている。ご飯の上に梅干しがない、卵焼きに敷かれていたレタスやキャベツの千切りが少ない、あたりがコストラインだったのだろうか。その補助としてだろう、パイナップルの缶詰がついていたのは嬉しいものだった。
しかし、課題もある。新聞では触れられていないことだけど、前日の15時に必要人数分を業者に伝えて置かなければならない。当日の変更が効かないのだ。夕べも6食分ほどが、いつまでも残っていた。
そして、これは困るのだが、昨日のお弁当は午後4時には避難所に届いていた。避難所は最高気温30度超えているので、小学校の教員室に預かってもらったけど、お弁当は紙の包みに20個ずつ包まれているだけという簡易さ。早速クーラーボックスを支援物資の要望に加えたというのだけれど。
美味しい弁当だっただけに、残念なことだった。
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