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2019年11月08日

アマチュアでも演奏が容易な「実用音楽」を提唱 ヒンデミット〜100人の大作曲家たち[60]

Paul Hindemith

「ヒンデミットは現代の数少ない真のフーガの名手である」(グレン・グールド)

(1895.11.16 〜 1963.12.28、ドイツ)

Paul Hindemith 少年のころヴァイオリンの神童として名を上げ、作曲を学んだのち、フランクフルト歌劇場のコンサート・マスターから指揮者に転向した。1922年にアマール弦楽四重奏団を組織してみずからヴィオラを奏き、自作品も演奏して作曲家としての名声を築いていった。彼の名を決定的にしたのは、1934年、フルトヴェングラーの指揮で初演された交響曲「画家マチス」の大成功だった。しかし、ナチスによる圧迫が激しくなり、1939年、アメリカに移住。エール大学、ハーバード大学、チューリッヒ大学で教鞭をとる傍ら、作曲、指揮の両面で活躍した。1956年には指揮、講演のためにウィーン・フィルとともに来日した。

 ヒンデミットの作品はあらゆる分野にわたり数も多いが、特に前記「画家マチス」をはじめ、「ウェーバーの主題による交響的変容」(1943年)、「ヴァイオリン協奏曲」(1925年)が名高い。


 ドイツの作曲家、指揮者、ヴィオラ奏者。はじめヴァイオリンを弾き、1915年にフランクフルト歌劇場管弦楽団のコンサート・マスターに就任。21年、アマール弦楽四重奏団を結成し、ヴィオラを担当した。27年、ベルリン国立高等音楽院の作曲科教授に就任。その後、ゴルトベルク、フォイアマンと弦楽三重奏の演奏活動を行う。34年ベルリン・フィルを初めて指揮する。同年ナチの政権となり、「ヒンデミット事件」が起き、40年アメリカに移住。翌年、エール大学教授に就任。53年にスイスに移った。56年ウィーン・フィルとともに来日し、古典派音楽や自作などを指揮した。指揮者としての録音は自作が多い。ベルリン・フィルを振っての交響曲「画家マチス」(34年)での快適なテンポ感やリズム感、キッパリとした表現は、彼の音楽観をよく表現している。ハスキル、バイエルン放送交響楽団との「4つの気質」でも指揮者としての優れたひょうげん力を聴くことができる。他にもベルリン・フィルやフィルハーモニア管弦楽団を指揮した録音がある。自作を弛緩なく再現する能力は、指揮者としての適性を充分に示している。ヴィオラ奏者としての録音もある。

略歴

1895年
ドイツのハーナウに生まれる

1906年
フランクフルトのホッホ音楽院でヴァイオリンと作曲を学ぶ

1915年
フランクフルト・ムゼウム管弦楽団(フランクフルト歌劇場管弦楽団)のコンサートマスターを務める

1920年
第一次世界大戦に従軍、除隊後、アマール弦楽四重奏団を結成

1927年
ベルリン音楽大学の作曲家の教授を務める

1934年
代表作のオペラ『画家マチス』を作曲。ヒンデミット事件に発展する

1938年
スイスへ亡命

1940年
アメリカに亡命し、市民権を得て、イェール大学の教授に就任

1953年
スイスへ帰還

1963年
フランクフルトにて死去




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Posted by 武者がえし at 17:20│Comments(0)100人の大作曲家
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