当団&ホルン・ファンの必携アイテム〜豊かで伸びやかな感性に溢れている*ウィーン八重奏団員 ベートーヴェン・七重奏曲
通販レコードのご案内 ファン必携の珠玉の名録音〜当時のウィーン・フィルの管楽器群の層厚さを垣間見る思い。当団&ホルン・ファンの必携アイテム。
《英オレンジ銀文字フラット盤》GB DECCA LXT5094 ウィーン八重奏団 ベートーヴェン・七重奏曲 淡々とした美しさを奥深い透明感で貫いて描ききる素晴らしい名演。ウィーンの名手達が弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる。一貫して広がりを持った、豊かで伸びやかな感性に溢れている。こうした表現は、当時のウィーン・フィルの管楽器群の層厚さを垣間見る思いです。
ベートーヴェンの七重奏曲、これを模範にシューベルトが作曲した八重奏曲とも、これらの曲の最高の演奏です。個々の楽器の音色、歌い回し、自発的で自然なアンサンブルなど、どれをとっても「室内楽こうあるべし」という見本のようです。中後期の作品ばかりが評価されるベートーヴェンなのですが、どうしてこうした若書きの作品もおもしろいものでモーツァルトのディヴェルティメントの雰囲気も有しています。若きベートーヴェンがマリア・テレーゼに捧げたと言われるもので第4楽章の変奏曲や第5楽章のホルン主体のウィーン風情な曲想が面白い。晩年は全身に疾患があったベートーヴェン。何よりベートーヴェンの若々しさが濃厚に出た曲であり、生きた年月よりこれからの年月が遥かに長かった。夢が無限に広がる「年齢」にいたベートーヴェンの意気込みがストレートに伝わってくる。
録音にリアル感のあるしっかりとした陰影があり、ウィーンの名手達が弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる演奏は、きわめて余裕のある進行で一分の隙も無い名演です。
ウィーン八重奏団は、長い伝統に育まれた独特の優美な響きと、自発性に富む豊かな表現で世界最高のオーケストラの一つとして、常に世界の聴衆から愛されてきたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者たちを中心に結成された当時のウィーン・フィルの名手揃い。勿論、クラリネット独奏は高名ヴィリーの弟アルフレッド・ボスコフスキー、ウラッハの正式継承者としてウィーン・フィルを支え続けた名手。
ボスコフスキー兄弟を中心に当時のウィーン・フィルの名手たちが集まったウィーン八重奏団のメンバーによる名演奏。5年後の1959年には全く同じ顔ぶれでステレオ録音も行われたように、まさにベストメンバーであったということでしょう。
メンバー:アルフレート・ボスコフスキー(クラリネット)、ヨゼフ・フェレバ(ホルン)、ルドルフ・ハンツル(ファゴット)、ウィリー・ボスコフスキー(ヴァイオリン)、ギュンター・ブライテンバッハ(ヴィオラ)、ニコラウス・ヒュープナー(チェロ)、ヨハン・クルンプ(コントラバス)
1954年11月26,27,29日ウィーン、ゾフィエンザールでの録音。
通販レコード詳細・コンディション、価格
プロダクト
Ludwig van Beethoven - Members Of The Vienna Octet – Septet In E Flat Major Opus 20- レコード番号
- LXT5094
- 作曲家
- ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
- オーケストラ
- ウィーン八重奏団
- 録音種別
- MONO
ORANGE WITH SILVER LETTERING, MONO FLAT 1枚組 (190g), Stamper 3AR/2AR。
コンディション
- ジャケット状態
- EX
- レコード状態
- M-
- 製盤国
- GB(イギリス)盤
(Decca ffrr Silver inner-groove。)
英国 DECCA ffrr 録音LP、LXT ナンバーのオリジナル。58年頃までのプレスで、オレンジ地に銀文字の『内溝』タイプ。耳マークがあります。音場型のステレオ盤に比べてモノラルは音像型。総じてモノラル盤の音質はステレオ盤より中低音域が厚く、コシがあるので同じ演奏のステレオ盤より明らかに好ましいものも少なくない良い音です。また、こうしたモノラル盤は単にモノーラルになっているだけではなく、ステレオ盤とは別にセッション録音したのがあります。モノーラル盤はステレオ盤より力感があり、そこはブルーノートのモノラル盤と共通していますが奥行きでオーケストラの存在感を出している点で、わたしはオレンジラベル盤が好きです。
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オーダーは
品番 /
34-24829
販売価格
2,500円(税別)
初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」
ウィーン八重奏団は1947年、当時ウィーン・フィルのコンサートマスターだったヴィリー・ボスコフスキーと首席クラリネット奏者だったアルフレート・ボスコフスキー兄弟を中心に結成された。ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの弦5人と、クラリネット、ホルン、ファゴットの管3人からなる。今日までウィーン・フィルの名手たちによって受け継がれてきた伝統の音色が魅力。
Ensemble – Members Of The Vienna Octet
Clarinet – Alfred Boskovsky
Horn – Josef Veleba
Bassoon – Rudolf Hanzl
Violin – Willi Boskovsky
Viola – Günther Breitenbach
Cello – Nikolaus Hübner
Double Bass – Johann Krump
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