見事な定位と驚きのダイナミックレンジ★グリーグ:ペール・ギュントの音楽 フィエルスタート/ロンドン交響楽団

武者がえし

2014年03月31日 01:00

ホラ吹き男は作り話の生涯を送った。現代そう生きられたのは幸せだ。


Grieg : Peer Gynt Incidental Music – Oivin Fjeldstad / The London Symphony Orchestra – London CS6049

オリジナルの英 DECCA 盤は7万円前後で取引されるほどにレアでハイファイ録音。組曲版ではなく劇付随音楽の「Grieg Peer Gynt Suite [Analog]」。45回転盤の2枚組が楽しみやすい。
ヴォリュームを『朝』に合わせて聞いていると『山の魔王の宮殿にて』では、とんでもにゃあ吹き飛ばされかねない轟音となる。
『アラビアの踊り』ピッコロの二重奏の伴奏で加わる大太鼓(グランカッサ)とシンバルの定位の良さ。何もないところに突然に現れるのには驚かされ、気配を感じさせてくれるデジタル録音が安心できる。
演奏のバランスは良く、そして録音はオーディオファイルを満足させ中毒を更に推し進める良さだ。



レーベル 米LONDON
レコード番号 CS-6049
曲目 グリーグ:ペール・ギュントの音楽
演奏 エイヴィン・フィエルスタート指揮ロンドン交響楽団
FFRRラベル、ミゾ有り、ブルーバック

これまたDECCA初期の名盤です。御存知のようにSXLは超高価。
本盤は超高音質ながら数分の1の価格です。
極めて高音質、鮮明、鮮烈でグランカッサの音は引き締まり、一つ一つの楽器の音が手に取るように分かります。

英DECCA盤に比べ、こちらの方が音に艶があります。

盤は問題無く、NMコンディション。

ジャケットはきれいな状態ですが、背表紙の上から15cmほどの割れがあります。

(R)NM (J)EX- 価格 12,000円

57/295,060
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