ヴィンテージレコードのご案内モダン楽器を選んだリヒターの峻厳なバッハ。バッハの世俗音楽はもっと気軽に聴きたいという気持ちもないわけではありませんが衝撃を受ける「ブランデンブルク」を代表する名盤の一つです。
《独シルヴァー・ラベル》DE ARCHIV SAPM138 438/39 カール・リヒター ミュンヘン・バッハ管弦 バッハ・ブランデンブルク協奏曲(全曲)
バッハ演奏に生涯をささげた巨匠、カール・リヒターによる有名なブランデンブルク協奏曲。
モダン楽器小編成オーケストラによる求心力の強いキビキビしたリズムと力強い推進力が特長のバッハ演奏。アンダンテで深い抒情を聴かせる、ニコレやクレメント、バウマン、リンデ、ヘッツェル等、ソリストが非常に豪華なのも特筆されるところ。リヒターのしつらえた完璧なフォルムの中にあって、随所で味わい豊かなソロを聴かせてくれています。
録音は歪みなく明せきな音質で各楽器がクリアーに聞きとれます。1967年、ステレオ録音。
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
ソリスト:カール=ハインツ・シュネーベルガー(vn)、クルト=クリスティアーン・シュティアー(va)、オスヴァルト・ウール(gamba)、ヨハネス・フィンク(gamba)、フリッツ・キスカルト(vc)、ヘルベルト・ドゥフト(db)、マンフレート・クレメント(ob)、ヘルマン・バウマン(hrn)、ヴェルナー・マイヤードルフ(hrn)、カール・コルビンガー(fg)、ハンス・マルティン・リンデ(rec)、ギュンター・ヘラー(rec)、ピエール・ティボー(tp)、ヘトヴィヒ・ビルグラム(cem)