アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください

通販レコードのご案内　かつて「史上最高のショパン弾き」と称えられ、現在も数多くの愛好者を持つルービンシュタイン。

《英レッドシール　リヴィングステレオ盤》GB RCA SB2082 ルービンシュタイン ショパン・バラード全集　不思議なことに、偉大な作曲家の解釈 ― 演奏は、いろいろな時代で変化しています。私達が望まなくても、ひとりでに。また様々な個性、様々な素質にもよるでしょう。ルービンシュタインの時代には、また別の偉大なショパン弾きが居ました。例えばアルフレッド・コルトーです。EMI 時代にはショパンを録音するにはコルトーに優先権が有りました。ルービンシュタインは後年、RCAでショパン全曲録音の偉業をなしますが、若い時に思うように曲を選べなかった経験が本盤には反映していると思います。
　ポーランド出身の往年の名ピアニスト、ルービンシュタインのキャリア後期のリヴィングステレオにおけるステレオ録音盤。録音当時70歳を超えていたとはとても信じられない轟音の響き渡るショパンは、現在に至るまで基準となったショパンのバラード全集の名演です。1959年録音、優秀録音、名演、名盤。

　ショパンは女性的な作曲家と良く言われますが、特に若い時の作品群は３倍のフォルテで ― つまりは情熱的に演奏するのが良いとルービンシュタインは折あるごとに語っています。ショパンはその短い生涯の間に、10人の重要な女性の存在がありますが、初恋の人が居ることを親友に打ち明けた頃の「ボレロ」は素晴らしい作品です。この初恋の思い出は、ショパンは死ぬまで胸のうちに熱く燃やしていた力だったろうと、わたしは勝手に思っています。