アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください

レパートリーの広いケルテスだが、こういったイタリア物までしっかりこなす。確かにイタリアらしい。ラテン的な乗りさえ感じる優れた内容で、一流のコック長のごとく、どんな音楽でもそれらしく聴かせてくれる、ケルテスの多彩さに驚かされる。らしさのみならず、曲に深みと聴き応えを感じさせてくれる。稀有なマエストロ。不幸な亡くなり方が惜しまれる。せめて後10年は生きて欲しかった。1968年の発売で、かろうじて大デッカに間に合った。ED3ミゾ無しがオリジナルで、本盤はED4ですがスタンパーは同じでオリジナルに迫る高音質、重量盤、コンディションも良好です。

1968年5月13〜14日ロンドン・キングスウェイ・ホールにて音響技師、ケネス・ウィルキンソンによるステレオ録音。イギリス・プレス、ナローバンド ED4 1W/1W 最初期スタンパー, ステレオ 160グラム盤。