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オリジナル稀少盤、アナログ・レコード優秀録音盤のアナログサウンド!
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2019年08月01日
「デカダンス」という言葉の似合う天才ピアニスト*目茶苦茶面白い演奏をする サンソン・フランソワ ショパン・ポロネーズ集
通販レコードのご案内 強烈な芸風が作品の意外な魅力を引き出してどれも聴きごたえがある。

酒・煙草・ジャズをこよなく愛し、不健康な生活の果てに46歳で逝ってしまったフランソワですが、残された録音は、それだから価値あるのではなく中でもショパンとの相性は良かったようで、強烈な芸風が作品の意外な魅力を引き出してどれも聴きごたえがあります。モノラル盤とステレオ録音とがあり、このショパンは本当に凄いです。
ショパンはピアノという楽器の魅力を最大限に表現した作曲家だったと思う。美しく華やかでウイット富んだ作品を聴いていると、本当ににピアノの詩人という表現がぴったりだ。フランソワも洒落た粋な演奏。フランソワはショパンのスペシャリストだし、もう十分すぎるほどの定評があります。
しかし、サンソン・フランソワのデビュー盤は、1947年9月に78回転のレコードのために録音したラヴェル『スカルボ』である。このレコードが同年3月に録音したリパッティのショパン『ソナタ第3番』と1949年度のディスク大賞を争って破れたというのは象徴的だ。
フランソワは第1回ロン=ティボー・コンクールの優勝者だが、この時は現行のような国際コンクールではなく、ロン夫人とヴァイオリニストのジャック・ティボーがパリ占領下の1943年に催した国内コンクールでしかなかった。審査員たちは優等生タイプの女性コンテスタントと奔放なフランソワの間で迷ったが、以前にフランソワと共演してその才能に魅せられていた指揮者のビゴが、彼が優勝しないなら審査員を降りると言い張り、根負けしたロン夫人が彼を1位にしたという話が伝えられている。
フランソワもパリ音楽院時代は、がっちりしたべートーヴエンを弾いた。ところが「楽譜に忠実派」のマルグリット・ロンに習っていたが、先生の言うことはまるできかなかった。ロン夫人は曲げた指でカタカタと弾いたが、フランソワは長くのばした指で鍵盤をはらうように弾いた。そんな弾き方ではタッチが不揃いになると非難されても、ジャズを愛する彼は、そもそも音符を均等に弾きたいとは思っていなかったようだ。
フランソワの演奏の魅力は、即興性の一語につきるだろう。ちょっと酔っぱらったようなリズム、風にたなびくようなフレージング。テキストの間違いも気にせず、その時に舞い降りてきた霊感に忠実に演奏する。いきおい、すばらしい時もあれば耳を覆いたくなる時もある。しかし、彼の演奏の「聴く人を魅了」する不思議な力は、一度囚われてしまうと忘れがたい。
フランソワがレコーディング中の心臓発作で亡くなるのは1970年10月22日。これはステレオ録音時代になって演奏しなおしたショパンの一連のシリーズになったレコードで、フランソワのもっとも脂ののりきっていた時期のものと言える。ともかく、モノラル録音時代の演奏家のステレオ録音での再録音というと高齢に伴うテクニックの衰えを心配するが、サンソン・フランソワの名前は「目茶苦茶面白い演奏をするピアニスト」として、わたしの心に深く刻まれたレコードだった。
「ポロネーズ」という名称は、フランス語で「ポーランド風の」という意味であり、ポーランドの大衆的な舞踊で、歌を伴い、結婚式など格式のある祝祭で行なわれた。これが徐々に騎士や下級貴族のものとなって洗練され、やがて王侯の宮廷に取り入れられると、歌が無くなって器楽伴奏のみの行列舞踊となる。バッハが《フランス組曲 第6番》に取り入れた『ポロネーズ』は威風堂々としている。異国情緒は残っているが、ドイツやフランスにおいて『ポロネーズ』はリズムや楽式を受け継いで、ポーランド趣味を表現する音楽様式へと姿を整えられ、もはや舞踊の伴奏としての機能は失われていた。
これがポーランドに逆輸入され、19世紀初頭にショパンが継承した「ポロネーズ」には郷土の伝統というよりは国際的に久しく通暁していた形式あるいはジャンルのひとつであり、奇しくも1830年以降のパリにおいてショパンが「ポロネーズ」を書く、ということには、また別の意味があった。
これがポーランドに逆輸入され、19世紀初頭にショパンが継承した「ポロネーズ」には郷土の伝統というよりは国際的に久しく通暁していた形式あるいはジャンルのひとつであり、奇しくも1830年以降のパリにおいてショパンが「ポロネーズ」を書く、ということには、また別の意味があった。
en Ut dièse mineur, Op. 26 n°1ポロネーズ第1番は「情熱的に」と指示された激烈な序奏から開始され、この曲を世に問うにあたってのショパンの並々ならぬ決意を感じさせる始まり方になっています。三部形式になっており、劇的な嬰ハ短調の主部と、柔らかな雰囲気の支配する変ニ長調の中間部の対比が鮮やかです。
en Mi bémoi mineur, Op. 26 n°2構成的には第1番と同じ三部形式ですが第2番は、規模が大きく密集和音を多様して重苦しさを演出するなど、第1番がメロディ+ポロネーズ風伴奏でシンプルに作られているのと比較して作曲上にさまざまな工夫が見られます。
en La majeur, Op. 40 n°1 "MILITAIRE"第3番は「軍隊ポロネーズ」として大変に有名な曲です。構成的にはやはり三部形式でモチーフや和声が極端に単純化されており、威勢の良さだけが前面に押し出され大変に演奏効果の高い書法になっている。
en Ut mineur , Op. 40 n°2第3番とセットで出版された曲です。「軍隊ポロネーズ」は単一の曲として見た場合は少々内容が希薄さが弱点で、第4番とセットに聴くと大切な意味合いを見いだす事ができます。第3番が故国ポーランドの栄光を象徴し、第4番が悲劇的な運命を象徴しているのでしょうか。第3番の約2倍の規模を持っていますし、トリオには調性的に複雑な様相が見られ、音楽的に充実した曲になっています。低域で奏される旋律がとても陰鬱ですが、奥に秘められた複雑な感情が表現された、味わい深い名曲です。
en Fa dièse mineur, Op. 44第5番に至り、民族舞踊のリズムを用いて自らの民族意識と美意識を芸術として表現する、というショパンの強烈な自意識が結晶化した三部形式で、ポロネーズの間にマズルカが挿入されるという非常に凝ったことをしています。そのため1~4番と比較して技巧的に格段に高度なものが要求されることから、一般的にはマイナーな曲ですが、隠れた名曲としてショパン好きの間では知られています。
en La bémol majeur, Op. 53 "HEROIQUE"第6番は「英雄ポロネーズ」として非常に有名です。このタイトルはショパンの付けたものではないのですが、曲の内容を象徴している点では当を得ていると思います。構成はやはり複合三部形式で、構成がはっきりしているため演奏設計のやりやすい完成度の高いポロネーズとして評価されている反面、演奏家による個性の表れにくい曲ともいえます。
通販レコード詳細・コンディション、価格
プロダクト
Frédéric Chopin - Samson François – Polonaises- レコード番号
- C069-10291
- 作曲家
- フレデリック・ショパン
- 演奏者
- サンソン・フランソワ
- 録音種別
- STEREO
COLOR STAMP DOG, STEREO 1枚組(140g)
コンディション
- ジャケット状態
- M-
- レコード状態
- EX
- 製盤国
- FR(フランス)盤
カラー切手ドッグ 白枠セミサークルラベルのニッパー君の部分が四角い縁取りで囲まれ、ちょうど切手(スタンプ)のように見えるためです。ASD2470 あたりから 2750 あたりまではカラー・ニッパーがオリジナルで、これ以降はモノクロのニッパーが初版ということになる。盤自体のクオリティがとても高く、ばらつきも少なく優秀なプレス技術といえます。
通販レコード
詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダーは | 品番 / 34-16555 |
販売価格 | 2,800円(税別) |
入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。
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