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オリジナル稀少盤、アナログ・レコード優秀録音盤のアナログサウンド!
オリジナル稀少盤、アナログ・レコード優秀録音盤のアナログサウンド!
1960年代、70年代、80年代までのクラシック音楽のアナログLPレコードの、欧米で発売された当時の『オリジナル盤』初版盤、レアなレコードぞろい。優秀録音と評価の高い録音をメインにコンディションの良いものを案内しています。
2019年08月31日
盤質優秀◉ロンドン響ではなく◉ケルテス指揮ウィーン・フィル ドヴォルザーク:新世界交響曲
通販レコードのご案内 DECCAでケルテスは《新世界交響曲》を2種ほぼ同時期に録音しています。

当時32歳という若さのケルテスが、老舗のウィーン・フィルの奥深い響きを生かしつつ、ドラマティックなテンポの変化を加え、ティンパニの壮絶な強打や金管の咆哮によって、作品に生気をみなぎらせてゆく様は、まるでライヴ演奏を思わせるほどのスリリングな熱気をはらんでいます。
当アルバムは、ケルテスにとっての名門デッカ・レーベルへのデビューを飾った記念碑的録音で、特に日本では、1961年にキング・レコードから発売されて以来、ライナー/シカゴ響のRCA盤、バーンスタイン/ニューヨーク・フィルのコロンビア盤、セル/クリーヴランドのエピック盤、カラヤン/ベルリン・フィルのDG盤などと並んで、「新世界」の定番LPとなった。
このレコードは1961年に収録され英国では初版、第2版を発売した後、1965年よりケルテス&ロンドン交響楽団との全集録音の企画が持ち上がったのでした。ところが全集録音を発売する旨味とウィーン・フィルを長期的に確保できない板挟みで、ケルテス・ドヴォルザーク交響曲はロンドン響との録音を DECCA は発売していました。結局1966年に、ロンドン響を指揮してこの交響曲を再録音し、若々しいダイナミズムの代わりに円熟味を獲得した演奏を成し遂げましたが、日本の音楽ファンの間では断然このウィーン・フィル盤の評価が高いとされています。
ロンドン響との《新世界交響曲》をレコーディングする前に結局のところは、つまり、この音源は一度お蔵入りしていた訳です。そして70年代に入り、再度プレスしたのがこのレコードとなります。プロデュースは、デッカでのケルテスの録音の多くを担当したレイ・ミンシャルで、ジェームズ・ブラウンとのコンビで収録に当たっていいます。1956年から1980年代にいたるまで、デッカのウィーンにおけるステレオ・セッションのホームグラウンドとなったゾフィエンザールは、19世紀前半に浴場として建てられ、その後舞踏会場として使われていた建物で、ヨハン・シュトラウスも頻繁に舞台に立ったことで知られます。この会場は、細部の音まで明晰に収録・再現しようとするデッカのレコーディング・ポリシーに最適で、伝説的なショルティの《ニーベルングの指環》をはじめとする、デッカ・サウンドの代名詞となった名録音が次々と生み出されました。この「新世界」もその1枚で、粒立ちのよいティンパニ、香ばしい輝きを放つ金管、ウィンナ・オーボエやクラリネットなど個性的な響きを披露する木管、シルキーでしかも厚みのある弦楽パート(特にゴリゴリとした低弦)などをくっきりと立体的に再現し、録音後、ほぼ半世紀を経た現在も、その鮮明なサウンドの魅力は色あせることがありません。
日本では朝比奈隆指揮のベートーヴェン全集がきっかけとなって、同じレーベルであろうと同じ曲の録音がリリースされることが今では日常ですが、1960年代にはレコード会社間での取り決めが有りました。そうでないと、グラモフォンで録音している指揮者が、EMI でも同じ曲を発売すると購入者は混乱してしまいますよね。今のように、ネット検索して確認するというわけも行かないしレコード店が同じ録音を間違って発注してしまうミスが起こりがち。欧米の小売店は日本と違い卸問屋からの買い取りになるので「あ、間違った。交換して下さい」とはいかないのです。
1960年にウィーン・フィルと録音した「新世界」。ケルテスが実感31歳の若さにもかかわらず、真正面からウィーン・フィルに遠慮することなく、堂々とした演奏を繰り広げた。この演奏が50年以上経った今でも同曲のいの1番に押す批評家も多いのは本盤を聴けば頷けます。
名指揮者ケルテスのデッカ・デビュー盤
イシュトヴァン・ケルテス(1929.8.28〜1973.4.16)は、ニキシュにはじまり、フリッチャイ、オーマンディ、セル、ショルティと続くハンガリー指揮界の栄光を受け継ぐホープとして、1960年代の指揮界を席巻し、アウグスブルク歌劇場音楽総監督(1960〜63)、ケルン市立歌劇場総監督(1964〜73)、ロンドン交響楽団首席指揮者(1965〜68)などを歴任。録音面でも、デッカにウィーン・フィル、ロンドン交響楽団、イスラエル・フィルなどと数多くの名盤を残したが、1973年、テル・アヴィヴで水泳中に溺死し、その早世を惜しまれた。1960年にウィーン・フィルと録音した「新世界」。ケルテスが実感31歳の若さにもかかわらず、真正面からウィーン・フィルに遠慮することなく、堂々とした演奏を繰り広げた。この演奏が50年以上経った今でも同曲のいの1番に押す批評家も多いのは本盤を聴けば頷けます。
1961年3月22〜24日ウィーン、ゾフィエンザールでのレイ・ミンシャル(プロデュース)とジェームズ・ブラウン(エンジニア)による録音。優秀録音、名演、名盤。
通販レコード詳細・コンディション、価格
プロダクト
István Kertész – Dvorak: Symphony No. 9 in E Minor, Op. 95, "From The New World"- レコード番号
- SLC1337
- 作曲家
- アントニン・ドヴォルザーク
- オーケストラ
- ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 指揮者
- イシュトヴァン・ケルテス
- 録音種別
- STEREO
ZAL5172- 1E/6W 初期輸入スタンパー使用盤, 170g重量盤。
コンディション
- ジャケット状態
- M-
- レコード状態
- M-
- 製盤国
- JP(日本)盤
有名盤で、何度再発されたか知る由は有りませんが、この輸入スタンパー使用盤凌駕するのは英国デッカ盤SXL2289 ED1だけかと思われます。英国盤でも上質コンディション盤は10万越えの相場です。
通販レコード
詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダーは | 品番 / 34-23134 |
販売価格 | 10,000円(税別) |
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