「クラシック音楽専科ガイド」
オリジナル稀少盤、アナログ・レコード優秀録音盤のアナログサウンド!
オリジナル稀少盤、アナログ・レコード優秀録音盤のアナログサウンド!
1960年代、70年代、80年代までのクラシック音楽のアナログLPレコードの、欧米で発売された当時の『オリジナル盤』初版盤、レアなレコードぞろい。優秀録音と評価の高い録音をメインにコンディションの良いものを案内しています。
2020年04月03日
ズンズン攻めないテクニシャン★ゲオルグ・ショルティ/ロンドン・フィル ホルスト 惑星
英国音楽としての矜持を重んじ、剛柔のバランスと天体の調和を描き出す。

それは意外なことだった。サーの称号をもらっているから、英国音楽界の重鎮だった作曲家への感謝だったのでしょうか。それにショルティの持ち味とも言え、恐らくシカゴ響だったら、と期待して聴いた人ほどに感じちゃうでしょう。
同じ称号を持っている指揮者、サー・エイドリアン・ボールトが奇しくも同じ1978年に5回目のレコードを発売しています。オーケストラもロンドン・フィルですが、こちらがショーピースのようなオーケストラ演奏の醍醐味を味あわせてくれる。
このレコードは日本では横尾忠則デザインで発売されました。ポスターもついていました。
代わり映えのしないクラシックのレコード・カバーの中にあって、横尾忠則に表紙、裏絵とポスターを独自に発注した当時の日本のレコード会社の着眼点が面白い。ライナーノーツは諸井誠によるもので、中央部分にはショルティ自身から日本のリスナーに向けた「惑星」の解説付き。すでにこの時点で10数種のLPがリリースされているので日本人にとって「惑星」が珍しかったわけでもないだろうし。ショルティの楽曲解説からは曲への思い入れを感じる。日本盤の発売元がキングレコードだったことに納得できよう。
演奏はショルティらしく変化球なしの真っ向勝負という感じ。飾っておきたくなるようなレコード・ジャケットだったにもかかわらず『その録音を聞いたわけでなく、恐らくオファーを受けて印象で描かれたんじゃないかな。ショルティの『惑星』には似合ってない着心地の落ち着かないイメージです。』といわれようもある思い込みによる如き、呆れるような勘違いもされやすい、デザインのコンセプトにもなっているのだろう「火星」のテンポはかなり速く感じるが実際の演奏時間が極端に短いわけではない。諸井誠の解説にもあるが、他の指揮者であれば一瞬ためて演出する部分をインテンポで演奏するので結果として非常にスピーディに感じる。
ロンドン・フィルの演奏はシカゴ響に比べて多少軽量級だが、技術的には完璧である。キングズウェイ・ホールで収録された録音もプロデューサーがウィルキンソンでもあり不満は感じない。ショルティ盤の登場を受ける形で本家英国録音で、この曲の初演指揮者であり、最高の解釈と演奏を常に展開してきたエードリアン・ボールトがついに行き着いた最高の『惑星』こそが「極め付き」として登場しますが、1978年にたどり着いた名演は雄大なスケールと豊かな陰影が見事に絡み合う。どちらも正論で両者はただ、レコーディングのアプローチが異なるのでしょう。スコアに忠実かどうかは二の次、結果として出来上がった音楽がどう聴こえるかの方がはるかに大事。本盤でのショルティは、英国の作品に対して紳士な態度で臨んでいる。その点でもこの演奏はおそらく誰が聴いても十分楽しめる ― ものとしての ― 名演名盤だ。
代わり映えのしないクラシックのレコード・カバーの中にあって、横尾忠則に表紙、裏絵とポスターを独自に発注した当時の日本のレコード会社の着眼点が面白い。ライナーノーツは諸井誠によるもので、中央部分にはショルティ自身から日本のリスナーに向けた「惑星」の解説付き。すでにこの時点で10数種のLPがリリースされているので日本人にとって「惑星」が珍しかったわけでもないだろうし。ショルティの楽曲解説からは曲への思い入れを感じる。日本盤の発売元がキングレコードだったことに納得できよう。
演奏はショルティらしく変化球なしの真っ向勝負という感じ。飾っておきたくなるようなレコード・ジャケットだったにもかかわらず『その録音を聞いたわけでなく、恐らくオファーを受けて印象で描かれたんじゃないかな。ショルティの『惑星』には似合ってない着心地の落ち着かないイメージです。』といわれようもある思い込みによる如き、呆れるような勘違いもされやすい、デザインのコンセプトにもなっているのだろう「火星」のテンポはかなり速く感じるが実際の演奏時間が極端に短いわけではない。諸井誠の解説にもあるが、他の指揮者であれば一瞬ためて演出する部分をインテンポで演奏するので結果として非常にスピーディに感じる。
ロンドン・フィルの演奏はシカゴ響に比べて多少軽量級だが、技術的には完璧である。キングズウェイ・ホールで収録された録音もプロデューサーがウィルキンソンでもあり不満は感じない。ショルティ盤の登場を受ける形で本家英国録音で、この曲の初演指揮者であり、最高の解釈と演奏を常に展開してきたエードリアン・ボールトがついに行き着いた最高の『惑星』こそが「極め付き」として登場しますが、1978年にたどり着いた名演は雄大なスケールと豊かな陰影が見事に絡み合う。どちらも正論で両者はただ、レコーディングのアプローチが異なるのでしょう。スコアに忠実かどうかは二の次、結果として出来上がった音楽がどう聴こえるかの方がはるかに大事。本盤でのショルティは、英国の作品に対して紳士な態度で臨んでいる。その点でもこの演奏はおそらく誰が聴いても十分楽しめる ― ものとしての ― 名演名盤だ。
プロダクト
品番 | 34-22986 |
---|---|
レコード番号 | SET628 |
作曲家 | グスターヴ・ホルスト |
指揮者 | ゲオルグ・ショルティ |
オーケストラ | ロンドンフィルハーモニー管弦楽団 |
録音種別 | STEREO |
ジャケット状態 | M- |
レコード状態 | M- |
製盤国 | GB(イギリス)盤 |
録音年 | 1978年2月、ロンドン・キングスウェイ・ホール。 |
プロデューサー | ジェームズ・マリンソン |
録音エンジニア | アンドリュー・ピンダー、ケネス・ウィルキンソン |
カルテ(管弦楽) | ED4英国初出, 1979 2G/1G初期スタンパー。英国本国では1〜3までは初期スタンパーと呼ばれ音が良いと評判でコレクターアイテムとなっています。4〜6は中期、それ以降は後期と再発重ねて参ります。 |
通販レコード
詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。- オーダー番号34-22986
- 販売価格5,000円(税別)
入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。
.
https://fm-woodstock.com
通販サイトで毎日入荷、販売しています。

初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」

セクシーランジェリー・下着 通販専門店「Berry Berry」

アダルトDVD 通信販売 専門店 adultmedia(アダルトメディア)
商品検索
【500円均一】細菌、飛沫ウイルスなど空気中の微細物質を防ぐ ― 抗菌や防塵に効果的な三層構造の不織布サージカルマスク
ピアノが好きな人なら是非とも持っておくべき一枚◉ウラディーミル・ホロヴィッツ◯ホロヴィッツ・イン・モスコー
【歴史的音盤】反復を敢行した最初の録音◉メンゲルベルク指揮ニューヨーク・フィル◯ベートーヴェン・交響曲3番《英雄》
音楽全体を流れるエネルギーが強烈◉臨場感 フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル モーツァルト・「ドン・ジョヴァンニ」
【500円均一】細菌、飛沫ウイルスなど空気中の微細物質を防ぐ ― 抗菌や防塵に効果的な三層構造の不織布サージカルマスク
オーディオの拘り甲斐を感じる*ミルシテイン スタインバーグ指揮ピッツバーグ響 ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲
ピアノが好きな人なら是非とも持っておくべき一枚◉ウラディーミル・ホロヴィッツ◯ホロヴィッツ・イン・モスコー
【歴史的音盤】反復を敢行した最初の録音◉メンゲルベルク指揮ニューヨーク・フィル◯ベートーヴェン・交響曲3番《英雄》
音楽全体を流れるエネルギーが強烈◉臨場感 フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル モーツァルト・「ドン・ジョヴァンニ」
【500円均一】細菌、飛沫ウイルスなど空気中の微細物質を防ぐ ― 抗菌や防塵に効果的な三層構造の不織布サージカルマスク
オーディオの拘り甲斐を感じる*ミルシテイン スタインバーグ指揮ピッツバーグ響 ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲
名盤,魅力,アナログレコード,通販,熊本地震
コメントを表示されたくない時はコメントに明示してください。