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熊本県内の感染者は900人超え ― 新型コロナウイルス

福岡県では11月14日、新型コロナウイルスの感染者が7人確認された。感染確認が10人を下回ったのは5日ぶり。福岡市の20～50歳代の男女4人のうち、埼玉県在住の20歳代女性は九州内の実家に帰省する前に同市内でPCR検査を受け、陽性と分かった。クラスター（感染者集団）が発生していた福岡スクールオブミュージック高等専修学校（同市博多区）では、学校関係者の40歳代男性の感染が大阪府で確認され、同校での感染者は計39人となった。
大分県では、大分市の60歳代男性が感染した。市によると、男性の家族4人が10～12日、県外から帰省。うち1人も県外で感染が判明した。
佐賀県は、みやき町の30歳代女性と白石町の60歳代女性の感染を発表。県によると、60歳代女性はクラスターが発生した白石町の高齢者施設「グループホーム白い石」の入所者と関連があるという。この入所者は2日に陽性が判明していた。
北九州市では、八幡西区の60歳代と20歳代の女性が感染。筑紫野市の80歳代女性は、13日に感染が確認された50歳代女性の家族だった。

熊本県と熊本市は11月14日、新たに16人（玉名市４、菊陽町３、玉東町、八代市、熊本市各２、長洲町、和水町、上天草市各１）の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内の感染者は900人を超え、902人（うち熊本市464人）となった。
上天草市の堀江隆臣市長が感染。堀江市長は東京出張中に業務で接触した人の陽性が確認されたため検査を受け判明した。他の15人のうち少なくとも5人は家族間で感染したとみられる。
県によると、玉名市の６人のうち、いずれも団体職員の30歳代男性と20歳代女性は夫婦。80歳代男性と70歳代女性も夫婦だった。40歳代の男性会社員と70歳代男性は、先に感染が分かった70歳代女性の同居家族。玉東町の１人は60歳代男性だった。
県によると、玉名市の80歳代の男女は、12日に陽性が判明した日本年金機構玉名年金事務所の50歳代女性職員の親族。同事務所では４人の感染が分かっている。玉名市のアルバイトの70歳代男性と、玉東町の無職の60歳代と50歳代の男性は、12日に陽性が判明した玉名市の50歳代男性の友人。３人は７日、この男性が営む飲食店を訪れていた。菊陽町の３人のうち、60歳代の自営業の男女は夫婦。

熊本市によると、八代市の10歳代女性はクラスター（感染者集団）が発生した熊本学園大付属高の生徒。複数の生徒が感染した２クラスとは別という。教員や生徒ら75人のPCR検査を進める。同高のクラスターは計８人（生徒７、教員１）。
熊本市の２人は東区の10歳代男性と西区の30歳代男性。
熊本市と県警は13日に感染を確認した中央区の50歳代男性が、県警本部組織犯罪対策課の警察官と公表した。暴力団や薬物に絡む事件を担当。８日以降は自宅で過ごし、13日に入院した。同課の警察官15人は自宅に待機し、市がPCR検査を進めるが、業務に支障はないという。県警の感染者は５人目。