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熊本市で新たなクラスター ― 中央区の飲食店２店

熊本市は12月13、14の両日、市内２カ所の飲食店で新型コロナウイルスのクラスター（感染者集団）が発生したと公表した。同市と県が14日発表した新規感染者は30人（熊本市20、菊池市、八代市各２、山鹿市、西原村、合志市、宇土市、天草市、玉名市各１）。13日発表の29人（熊本市24、大津町、合志市、菊陽町、菊池市、八代市各１）と合わせ、県内での感染者は1,285人（うち熊本市698人）になった。13日の熊本市の24人は１日として過去最多。
クラスターの発表は、13日が中央区新市街の接待を伴う「クラブ　ゼロ」。14日は同区下通の「Bar Room OWL（バー　ルーム　アウル）」。県内のクラスターは18例、同市では14例となった。
市によると、「バー　ルーム　アウル」では利用客と従業員計７人の感染を確認。店は市認証の「感染拡大防止実践店」だった。市は４～８日の来店客に連絡を呼び掛けた。
「クラブ　ゼロ」では、利用客と従業員計19人の陽性が判明。市は２～９日の来店客に注意を促している。

このほか、阿梨花病院大津（大津町）が30歳代女性看護師の感染を発表。肥後銀行堀川支店（熊本市北区）の従業員の感染は２人に増えた。大腸肛門病センター高野病院（熊本市中央区）は50歳代の男性医師の感染が、熊本南署では新たに交通１課に勤務する40歳代男性警察官の感染が分かった。
熊本県が14日発表した10人のうち10歳代の男女３人は菊池高生。同校の60歳代の男性教職員も陽性だった。JR九州は、グループ会社のJR九州サービスサポート熊本事業所（同市西区）に勤務する60歳代男性と50歳代男性の感染を公表した。
12月14日午前10時時点の入院患者は前日比７人増の130人（重症８、中等症16、軽症94、無症状12）。病床稼働率は1.7ポイント増の32.5%。ホテルでの宿泊療養は１人減の28人。