「クラシック音楽専科ガイド」
オリジナル稀少盤、アナログ・レコード優秀録音盤のアナログサウンド! 

1960年代、70年代、80年代までのクラシック音楽のアナログLPレコードの、欧米で発売された当時の『オリジナル盤』初版盤、レアなレコードぞろい。優秀録音と評価の高い録音をメインにコンディションの良いものを案内しています。


2014年06月17日

街中でカフェーを開こうかというお店のすてきな音楽の演出に

雷も午後4時頃には聞こえていました。大雨、洪水に加えて、強風と波浪の警告が熊本には出ています。金曜日から降り続けている雨。天気予報では週明けまで続くみたいです。地上波ローカルのTKUテレビ熊本では番組終了後、直ぐに大雨情報に画面が切り替わりました。5月に熊本動植物園でTKUのイヴェントが開かれた時、クマモンにそっくりの熊本県知事、蒲島さんが講演をされた際に熊本は日本各県の中でも一番雨が降る県だと言う事。それが地下水の豊富な理由。庭の足洗の蛇口を開くだけで、2階の屋根の上までホースの水が届くのですから他県からすれば凄いことなのでしょうね。

早く梅雨の後、架かる虹を楽しむ水撒きをしたいものです。それまでは一月は激しい雨が降る日が多いのでしょう。そんな雨の激しいさなか、日常は移りゆくものです。春3月に自宅からバス停に行く途中にあるディーラーのショーショップが移転するという案内が張られていて、建物が建て直されていました。金曜日の激しい雨の中、そこで作業がつづけられていて明るく大きな窓。中程には厨房のような設備。そして表に幾つもの同じ形のテーブルが並べる用意がされていました。何だろう、喫茶店が出来るのかなぁとみていたのですが、どうやら隣に隣接しているパン屋さんがカフェーを開くようです。直接なのか分かりませんがパン屋のマスターや店員さんが手伝われていたので関係があるのでしょう。ふぅ〜ん、どういう音楽を流すのかなぁ。そして思い浮かんだのが、この『パリ 1913-1938(米MERCURY SR90435)』でした。

街中でカフェーを開こうかというお店のすてきな音楽の演出にアルバム・タイトル通り、20世紀初頭、世界大戦直前の近代フランス音楽集です。20世紀のフランス・クラシック音楽と言えば今年アニヴァーサリー(生誕150年)のクロード・ドビュッシーが筆頭でしょうけれども、彼はパリ市内が砲撃に晒されている最中にアパートの一室で亡くなります。このレコードで聴く4曲は、今でこそ馴染みは薄い楽曲ですがパリでの評判は良いものでした。戦時歌謡というのが日本にあるように爆撃で荒廃するなんて思いもしない、明るい未来を期待する息吹を聴くことが出来ます。熊本にいても目につくのが新装している建物や、新しく家が建て替わっていく姿。『TSUNAMI』の記憶から生まれ変わっていく今の日本にぴったり添う音楽ではないでしょうか。




街中でカフェーを開こうかというお店のすてきな音楽の演出に「コレクターだけの楽しみにしておくのはもったいない。クラシック音楽の余り知られていない珍しい曲を録音したレコードといった認識に押し込めないで、リスニング・ミュージックとして広くこのご馳走を味わって欲しい。有名曲を多少違う程度の解釈だけで演奏、録音するのではなく黄金期のドラティ指揮ロンドン交響楽団が、最高の録音で音楽の魔法でご馳走してくれる。それはミネアポリスに引けをとらない。」

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マイケル・リッチモンドが“新鮮な息吹を聴く”と賞賛している。レコーディンスはマーキュリーとフィリップスの共同で行われ、ハロルド・ローレンスがプロデュース。1965年録音。
ビートルズの初期盤を彷彿とさせる。米マーキュリーらしい鮮明、華麗、色彩感とエネルギーに溢れた優秀録音盤。クラシック録音のステージ感がまだ馴染まないと言った、耳慣れして居ないけどクラシックを聴き始めたい。そういう向きにはマーキュリー録音をマークして欲しい。このレコードにはみんなが好きなサティの数少ないオーケストラ曲が収録されています。
サティのパラードは、見世物小屋やサーカス、劇場での幕間の音楽で同じ旋律が何百回と繰り返されます。フランセの「ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ」、ミヨーの「屋根の上の牛」、オーリックの「序曲」と現在のクラシックの主流からは馴染みの薄い作品4曲。でも、パッヘルベルのカノンが大好きな日本人には受け入れやすいはず。街中でカフェーを開こうかというお店のすてきな音楽の演出になるでしょう。

フェトラーの「オーケストラのためのコントラスツ」はミネアポリス交響楽団との1960年録音。

こうした、語弊はあるが地味な録音活動で制作された良い音盤が現在は廃盤。プレミアはついていても提供してくれる所有者に感謝したい。ちょっと解釈が違うぐらいで有名曲ばかりが繰り返し録音されて、CDショップに並ぶ。ほんの些細な違いだからどれも同じに聞こえて、クラシック音楽の演奏とは『楽譜通りに演奏する音楽』でしょう、と問い返されることが尽きない。『再現芸術』なのだけど、一般的にはわかり難く、誤解されたまま『楽譜通りに演奏する音楽』と言う事を教える側も使っている。指揮者、ピアニストが何故同じ曲をCDで発売するのか、たくさん聴いて気が付いていくのを待つしかないのだろうか。何百年も聞き続けられてきたから変わらずにこれからも聴かれていくとは錯覚ではないか。モーツァルトの『アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク』はSPレコード時代になって思い出されたように愛好されるようになったって事、忘れていませんか?



ダウンロードできたり、試聴が出来るのは幸いなことです。
アマゾン・アメリカではmp3販売されているCD http://astore.amazon.co.jp/kijiuma-22/detail/B000QUCXP4


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