来週で大震災から一年、くまもと復興映画祭が開催中/第5回・蓄音機と高級オーディオで昭和の名演奏を鑑賞する会の準備も開始
小雨降るなか市電は安全運転優先。街なかは人種様々、人だかり。
雨降りで市電が徐行運転。随分時間がかかった。入り口際でおしゃべりをしている男女。大きくてアゴヒゲが黒々長い男性はレバノン人か、女性は日本人で、二人の会話は英語で弾んでいる。女性は英語の勉強でも熱心なのだろう。英語以外の数字の数え方を教わっているようだが、ドイツ語やイタリア語でもないので中近東じゃないかなと思った次第。
その近くで座っている若い夫婦は中国人。しきりに地図か予定表を引っ張りだして話している。電停について親子夫婦、集団で降りていったのは韓国人。小さい女の子二人に、父親、母親、おばあちゃんとちょっとおねえちゃんといった団体さん。乗客が多く、今日、明日は熊本地震復興の映画祭がイベントの中心。そんなこともあってか、日本人も老夫婦やら賑やか。
くまもと復興映画祭開幕●高良健吾、佐藤健、森高千里が結集
行定勲監督がディレクターを務める「くまもと復興映画祭powered by 菊池映画祭」が4月7日に開幕、熊本県熊本市の熊本城二の丸広場で開会式が行われた。「くまもと復興映画祭」は4月9日まで、熊本市、菊池市で開催中。
オープニング上映は「うつくしいひと サバ?」。昨年の同映画祭でオープニング上映された「うつくしいひと」に続く作品だ。「うつくしいひと」は地震発生前の熊本、「うつくしいひと サバ?」は地震の後の熊本を舞台にしている。同作は、行定監督をはじめ熊本出身・熊本にゆかりのある俳優や著名人が参加し、製作するプロジェクトの第2弾。
今回の映画祭のオープニングを飾るゲストとして、「うつくしいひと サバ?」の出演者である高良健吾さん、米村亮太朗さん、中別府葵さん、石橋静河さん、ロイック・ガルニエさん、井手らっきょさん、中原丈雄さん、監督の行定勲さん、スペシャルゲストとして佐藤健さんが、人力車に乗って華やかに登場。また、熊本県出身の森高千里さんも応援に駆けつけ、「渡良瀬橋」「この街」を熱唱した。
云すん、熊本市電も国際化したもんだなぁ。子供の頃はまだ近所の学校の宣教師が珍しかったぐらい。外人、外人、と男子たちは騒いでいた。いつの間に、アメリカ人、ドイツ人、フランス人、中国人、韓国人が見分けられるようになったのだろう。
4月は来週末の大災害一年の日を挟んで映画や文学など、県外からの来訪者が多そうだ。熊本市、県ともに観光客を積極的に誘っている。そして、5月になると国内、海外からの復興支援の演奏会が活発になる模様だ。その間に一日、熊本で約30年継続している『蓄音器を楽しむ会』も、元気に活動している姿を見てもらいたい。
使用蓄音機は昭和2年から3年間だけ製造された英国HMV 157型 蓄音機
1924年に開発された電気式録音に本格的に対応するため、米ビクター社につづいて、’27年に No.5A サウンドボックス付きの一連のエクスポーネンシャル・リエントラントホーンのシリーズが作られた。その中で最も小型の機種。ニッケルメッキのトーンアーム、No.5A サウンドボックス、12インチターンテーブル、2本ゼンマイの32型モーター。この一連のシリーズには、全てにオートリリースとオートストッパーが付いている。亜鉛板のホーンは、水平に2分割して折れ曲がり、下方から開口部に至るリエントラント型。開口部は 390×500mm で面積は 1,950c㎡。キャビネットはマホガニー材。英国製。
(催しのご案内)
- 期日
- 平成29年4月30日(第5日曜) P.M. 1:15〜
- 場所
- 熊本市手取本町 鶴屋百貨店東館3F クラシックサロン
蓄音機の会会員募集中
このレコードを聴いてみたい、レコードはもってるけど蓄音機がないので聴くことが出来ない、そういうレコードはいつでもご持参ください。数曲は時間のゆとりが取ってあります。
あなたの自慢のレコード、大好きな曲の思い出を教えて下さい。どうぞ、クラシックでもジャズでも、歌謡曲でも、レコードを掛けて解説をしたいという申し出も期待しています。
参加希望や問い合わせといった詳しくは「
熊本ふるまち de 蓄音器で楽しむかい」へ
http://amadeusrecord.info
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