「クラシック音楽専科ガイド」
オリジナル稀少盤、アナログ・レコード優秀録音盤のアナログサウンド!
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1960年代、70年代、80年代までのクラシック音楽のアナログLPレコードの、欧米で発売された当時の『オリジナル盤』初版盤、レアなレコードぞろい。優秀録音と評価の高い録音をメインにコンディションの良いものを案内しています。
2018年02月10日
ハイフェッツの出現は、国籍なき最終進化型の偉大なる予告だった〜クラシック名曲ガイド、これを聞け
サン=サーンス作曲 ハバネラ 作品83
1888年作。当時のヴァイオリニスト、アルベルティーニとの演奏旅行中に楽想が浮かび、2年後に作曲、彼に捧げられたが、初演はサン=サーンスの死後28年も経てからマルシックによって行われた。

コンクール制度によって技術的水準が天井知らずに上がってゆく現代でも、現今のすべてのヴァイオリニストにとってハイフェッツは神様のような存在だが、演奏史上の格付けに「最高」の評価を与えない評論家、愛好家は今以って少なくない。SPレコード時代、「あれは音楽ではない。機械だ」といわれた。精神主義華やかりし、フルトヴェングラーやトスカニーニが君臨した「音楽が人々にとって偉大であった時代」。作品の背景や、解釈から、いきなりスパっと割り切れた名人技を示されたのだから、人々が戸惑ったのも無理からぬ処であろう。ハイフェッツのテクニックは完璧であり、音色の輝かしさは他の追随を許さず、しかも、好不調の波も僅かで、いかなるときも破綻を来たすことはなかった。録音から窺う限り、ハイフェッツの演奏スタイルは生涯変わらなかった。クライスラーは約四半世紀後輩のアメリカ・デビュー盤を聴いたあとで一言、「私達ヴァイオリニストは、全員膝で楽器のネックをへし折って転職しなければならない」と語った。もちろん年齢の加算による覇気の深まりは増すが、16歳の初録音から、「ラスト・コンサート」と名付けられた1972年、71歳のライヴ・レコーディングに至るまで、スタイルに変化がないだけではなく、解釈と内容も変わっていない。進歩していないのではない、20歳未満にして彼の芸術は完成されていたのである。
ミルシテインをオイストラフと比べることはできよう。グリュミオーはコーガンと、フランチェスカッティはスターンと。しかしハイフェッツに関しては、あらゆる比較が不可能なのである。
ハイフェッツ演奏の無国籍性
ハイフェッツの演奏は『グローバル化』された音。ロシア生まれだから、チャイコフスキーが素晴らしい、と単純に言えない。ショーソンやサン=サーンスにフランスのエスプリは聴けない。『ハイフェッツ』そのものを聴かされることで終始する。いかなる国や地方の文化や歴史からも断絶された『世界統一新規格』になっている。バッハやベートーヴェンにドイツの質実剛健はなく、さらに、バッハとブラームスの様式の差別化もない。あまりにうますぎ、ベートーヴェンがパガニーニの技巧曲のように聴こえる場面が出てくるが、他の誰よりも速いテンポで健康的に一気呵成に進めつつ、抜群のニュアンスを堪能させてくれる。それが即ち、バッハ=ベートーヴェン=ブラームスと繋がる、ドイツ主流派の音楽では決定的名演と推し難いところだ。しかし、いま聴いてみると、あまりにうますぎただけで、すっとした流れの中になんともいえぬ表情がつき、節回しなどは十二分に個性的だと思う。
Charles Camille Saint-Saëns
古今東西を通じて最も博識多才の音楽家
(1835.10.9 〜 1921.12.16、フランス)
2歳半からピアノを学び、実に6歳の時モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》のスコアをピアノで弾くことが出来たという神童で、また5歳で作曲を始めたという。古今東西を通じて最も博識多才の音楽家で、音楽のみならず、戯曲、哲学、天文学、美術についても造詣が深かった。作曲は、交響曲、オーケストラ曲、協奏曲、室内楽曲、器楽独奏曲、過激などあらゆる分野に渡り、それぞれに優秀な作品を残している。一面極めて皮肉屋でユーモラスな性格の持ち主で、「動物の謝肉祭」のような作品を残している。
たっぷりと甘い蜂蜜のオブラートをかけたような甘美さで魅惑する、世界一 美麗なヴァイオリン曲
ブラームスより2歳だけ若いカミーユ・サン=サーンスは19世紀後半のフランスを代表する作曲家のひとりであるが、作曲家としてだけでなく、優れたピアニストとしても活躍した。1835年10月9日、パリに生まれた。非常に多彩多芸多趣味の人だったが、2歳でピアノをはじめ、5歳でオペラの総譜を一時にピアノに編曲しつつ弾きこなすという腕前。11歳でピアニストとしてデビュー、長じてはパリのマドレーヌ寺院のオルガニストという栄光の職につき、教授、指揮者、ピアニストとしても活躍した。そのどれにも成功したのだから、彼をメンデルスゾーンの再来といった人が出たのも当然だろう。彼は旅行好きで、スペイン、エジプト、ポルトガルなど、暇と金のあるかぎり歩きまわり、日本にも来たがったそうだ。そして行く国々の異国的な音楽を取り入れて、幾つものエキゾティックな曲を作曲した。
この曲は、ハバネラのリズムによる曲で、1885年の11月にヴァイオリニストのディアス・アルベルティーニと演奏旅行に出かけた時、南仏のブレストで氷雨そぼ降る一日を宿にこもって、燃えるストーヴの前で着想したのが南欧のスペインのリズムへの憧れ、この曲のメロディーだったという。実際に曲が完成したのは、それより2年後のことで、1887年、サン=サーンスの52歳の時だった。曲はアルベルティーニに捧げられている。しかし、1894年1月4日パリにおける初演は、アルベルティーニではなく、ピエール・マルシックによって行われた。なお、「ハバネラ」は、キューバの首都ハバナで起こり、19世紀の中頃にスペインを通してヨーロッパ中に流行した2拍子系のタンゴに似た舞曲である。
曲は、そのハバネラのリズムによる特徴的な3つの主題によって構成された比較的単純な作品だが、さまざまなヴァイオリンの技巧を巧みに駆使したメランコリックでデリケートな音楽は、まことに洗練された大きな魅力を持っている。
まず、緩やかなハバネラのリズムにのって、美しい姿態をくねらして踊るスペインの乙女を思わせるメロディーが魅惑的にはじまる。曲は3つの主題が細かく変化し、展開される。ヴァイオリンの技巧的な使い方、ハーモニックスでのしなやかな旋律、二重音でのグリッサンドのめざましさ、高音域で走り回るパッセージ、新鮮な技法によって、ある時は暗く囁くように、またある時は激しい情熱をひたむきに表し、オーケストラの控えめな伴奏に守られて独奏ヴァイオリンが輝かしく弾き収めて行く。
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