「クラシック音楽専科ガイド」
オリジナル稀少盤、アナログ・レコード優秀録音盤のアナログサウンド!
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1960年代、70年代、80年代までのクラシック音楽のアナログLPレコードの、欧米で発売された当時の『オリジナル盤』初版盤、レアなレコードぞろい。優秀録音と評価の高い録音をメインにコンディションの良いものを案内しています。
2019年05月28日
世紀のヴァイオリニスト・ハイフェッツの厳粛かつ強靱な響きと仄暗いパッション 名曲の基準盤◉シベリウス〜ヴァイオリン協奏曲
シベリウス作曲 ヴァイオリン協奏曲ニ短調 作品47 ― 1935年11月26日
1903年に作曲され、1905年に改訂された作品。シベリウスのヴァイオリン協奏曲はこの作品1曲であるが、交響曲的でスケールの大きな作品である。というのも、シベリウスはこの作品を1903年に作曲したが、その後、ブラームスのヴァイオリン協奏曲を聴きその交響曲的な楽曲に衝撃を受け、書き直したといわれている。シベリウスの基本は交響曲であり、民族的な素材に基づいた交響詩です。ですから、彼はこのコンチェルトを書くときも、独奏楽器の名人芸をひけらかすだけのショーピースとしてではなく、交響的な響きをともなった構成のガッチリとした作品を書いたつもりでした。ところが、ベルリンで初めて聞いたブラームスのコンチェルトは、そう言う彼の思いをはるかに超えた、まさに驚くほどに交響的なコンチェルトだったが故に、彼に大きな衝撃を与えました。
この作品は第1楽章の冒頭部分、シベリウス自身が「極寒の澄み切った北の空を、悠然と滑空する鷲のように」と指定しているヴァイオリンの緊張感のある演奏で始まり、それと同時に交響曲的でソロヴァイオリンも音楽をオーケストラとともに作り上げていく作品である。

しかし、ヘルシンキ音楽院生の時にメンデルスゾーンの協奏曲を弾く機会を得たものの、人前に出ると極度に緊張するという演奏家としては致命的な「欠点」を自覚して、作曲に主体を移すようになりました。生来の社交好きだったシベリウスは、作曲家として評価を得るための足場を作りたくて様々に交際を重ねましたが、八方美人でもあったのでしょう。それは、創作のための時間さえ削ってしまうほどのもので、とうとう行き詰まりに陥ってしまいました。
こうした危機的な状態から彼を救ってくれたのが、親友だったアクセル・カルペラン男爵でした。彼のすすめでヘルシンキ北郊の田園地帯ヤルヴェンパーに山荘風の家を建てて移り住み、身心の不調から恢復できたのでした。この地で、そうした生活の転換の直前に初稿を完成していた《ヴァイオリン協奏曲》は、改訂され現在の形に完成します。初演はリヒャルト・シュトラウスの指揮、独奏ヴァイオリニストはヨアヒム弦楽四重奏団のメンバーで、当時名声の高かったカール・ハリール。1905年10月19日にベルリンで行われた改訂稿初演は大成功でした。
特有の高度な技巧と,品の良いロマンティシズムが味わえる
ベートーヴェン、メンデルスゾーン、チャイコフスキー、ブラームスが作曲した唯一のヴァイオリン協奏曲に、シベリウスのヴァイオリン協奏曲を含めてレコード史を飾る名盤が多い。ヤッシャ・ハイフェッツが普及に尽力したことは有名な話し。研ぎ澄まされた感覚と冴えた技巧で鮮烈に弾き切ったシベリウスは今も、この曲の代表盤として揺るぎない地位にあるハイフェッツの研ぎ澄まされた演奏と、それを十分に捉えた録音は未だに色褪せない。第1楽章冒頭よりヴァイオリンの一点の曇りのない音が飛び込んでくる。第2楽章も感傷で済まない、秘めたる情念を感させる。ヴァイオリンの凛とした響きには、訴えかける力がある。終楽章は音符を一音一音大事にしていて、これ見よがしで弾き飛ばす感じは無い。ヴァイオリンは、ここでも名技を披露するが作品への愛情を感じる。ハイフェッツの突き抜けるような鮮やかな音色と、勿体つけたところが無くグイグイと音楽を前に前に進めていくような力強いボウイングは凄みがあり、甘いロマンティシズムとは一線を画した厳しい迫力がある。
探求派の達者な伴奏は、このような演奏ではむしろ興を削ぐことになりかねないだろう。『トスカニーニとニューヨーク・フィル』でも書いたことですが、伴奏オーケストラがどうであれ、独奏ヴァイオリンが引き立つことを計算に入れているからハイフェッツのヴァイオリンが素晴らしく鳴り響いて聴こえるのでしょう。その響きが強靱であることは言うまでもありませんが、北欧的ではないだろうけど、その響きはまさにシベリウスの音楽に相応しい玲瓏なものです。(ロンドン、アビイ・ロード第1スタジオ録音)
Jean Sibelius
謎の沈黙、交響曲第8番は作曲されたのか ― 「交響曲第8番は括弧つきでの話だが何度も“完成”した。燃やしたことも1度ある」 ― シベリウス
(1865.12.8 〜 1957.9.20、フィンランド)

ヴァイオリン協奏曲、ピアノ曲、歌曲に優れた作品があるが、いずれも規模の大きな7曲の交響曲は、とくに音楽史に重要な位置を占めている。
北欧の巨人 ベートーヴェン以降最大の交響曲作曲家
シベリウスは1865年フィンランドのヘルシンキの郊外の町に医者の息子として生まれた。幼い頃からヴァイオリンを学びヴァイオリニストを目指したこともあったが、1885年にヘルシンキ大学に進んだ。しかし、音楽への道を諦めきれず、音楽院に転籍し、その後1889年からベルリン、ウィーンへ留学し、ブルックナーにも師事した。20歳ごろから作曲活動を始めたが、特に留学から帰国した1892年頃から本格的に活動を開始する。1897年にはフィンランド政府から生涯年金も与えられることとなり、国際的な名声を確立したのである。彼が死んだ時フィンランド政府は彼を国葬し、彼の肖像は、ユーロ導入までのフィンランド100マルッカ紙幣に使用された。
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