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NHK-FM きらクラ（2015年６月28日放送）の出題は、今回は翌朝の再放送、最後の出題で確認できた。
もう、一度耳にしたら記憶から消えないフレーズ。ピアノ以外では考えられないほどに神々しいフレーズですね。

この曲は特に第３楽章が有名であり単独で演奏される機会も多い。この第３楽章は、ごく短い動機が楽章全体を支配しているという点で、後の交響曲第５番にもつながる実験的な試みのひとつとして考えられている。

この作曲家は、この楽器にはこのフレーズと、ピアノであれヴァイオリンであれ、楽器の魅力を極限まで引き出していますね。ピアニストとして身を立てる志を持ってウィーンに出てくるまで、オーケストラのメンバーとして楽器それぞれの出す音を記憶にとどめていたから、耳が聞こえなくなるという作曲家への転身を決める、ピアニストとしての大成をなすという思いを断念させた時にずいぶんと役立ったですね。

この曲は弟子のアントン・シンドラーが曲の解釈について尋ねたとき、ベートーヴェンが「シェイクスピアの『テンペスト』を読め」と言ったとされることに由来している。おやおや、先々週のきらクラDON 第136回の回答が、夏の夜の夢から夜想曲で、この曲もシェイクスピアを題材にしてる。
今回は夏の曲つながりでしょうか。と考えていたけど、違うんだなぁ。しかし、夏を涼しく過ごしたい時に聞きたい曲が続きますね。