アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください

ピアノ・ソナタ第８番《悲愴》　第２楽章 の冒頭

きらクラDONは、ピアノ曲。中村紘子さんへの番組からのエールでしょうか。中村紘子さんの演奏するショパンにしても、今さっき創られた曲であるような現実感を感じさせてくれるピアノ演奏ですね。クラシック音楽を楽しむことを日本に根づかせた骨太なパワーを感じます。中村紘子さんのレコード、CDで評判を上げた作曲家はショパンでしょうが、ベートーヴェンは親しみを感じさせるように成った作曲家でしょう。孤高の楽聖ベートーヴェンの印象は壊すことなく、幼い子供がピアノでベートーヴェンを練習する前に萎縮してしまわない流麗で楽しい曲のように感じるように成った。時空を超えて存在するような、このベートーヴェンの名曲も中村紘子さんの演奏に接して面白さに開眼したって人も少なくないでしょう。
ベートーヴェンのソナタは７月の頭に『テンペスト』が出題されたばかりですが、知られた良いメロディーが多いからですかね。

ボンの宮廷楽団の歌手を父として生まれた。ハイドンにその非凡な才能を見出され、22歳の時ウィーンに出て、ピアニストとして音楽活動を始め、後に作曲に転向した。しかし、次第に聴力を失い、30歳代の半ばには完全な聾(つんぼ)となり、絶望のあまり死を決意したこともあったが、人類のために作曲することは神に与えられた使命であると考え、その危機を克服した。この時を境に創作態度は一変し、彼は作品の中に人間的、精神的な内容を盛り込むようになった。

ベートーヴェンの傑作、悲愴ソナタ◎そのエッセンシャル２種