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2015年09月25日

きらクラDON 第147回の回答は、サン=サーンスの《動物の謝肉祭》第12曲「化石」の冒頭だ。

組曲《動物の謝肉祭》 第12曲「化石」 の冒頭

Charles Camille Saint-Saëns/Le carnaval des animaux - Fossiles
遠藤真理さんに元気な赤ちゃんが生まれるのが楽しみですね。今はお腹の中の小さな命が、新しい世界に触れるのもまもなく。音楽家は生まれてすぐに聞かせる音楽は何が良いか、あれこれイメージを巡らせるのも楽しみかしらね。そこで祝福を込めた今回のきらクラDONの出題だったのかしら。
幼い子供に聴かせたいクラシック音楽に選ばれる曲。サン=サーンス作曲、組曲「動物の謝肉祭」から第12曲「化石」の冒頭ではないでしょうか。
この組曲中第13曲の『白鳥』はチェロ独奏曲として有名な曲。生前の公開演奏と楽譜出版が許された唯一の曲で、ほかは他の作曲家の名旋律のパロディ。過去の作曲家が引き合いに出されているのが主ですが「化石」では自作の『死の舞踏』の「骸骨の踊り」の旋律、ロッシーニの『セビリアの理髪師』の「ロジーナのアリア」、その他、「大事なタバコ( J'ai du bon tabac )」、「きらきら星( Ah vous dirais-je maman )」、「月の光に( Au clair de la lune )」、「シリアへ行く(En partant pour la Syrie)」などのフランス民謡が組み合わされる2分もない短い曲です。
また、弦楽器の短い和音は呼吸を合わせるだけのようで、シロフォンが主題を奏でる。前回のドヴォルザーク作曲の《新世界より》では第3楽章だけにトライアングルが使われていました。オーケストラでは滅多に使われない楽器が登場する曲としてのつながりかしら。
短い中に様々な名旋律といろんな楽器が持ち込まれていて、音楽の楽しさでは幼い子供に聴かせながら、説明してあげたくなりますね。真理さんの赤ちゃんが丈夫に育って、そういうことに興味を持つように成るのは早いでしょうね。

Charles Camille Saint-Saëns 2歳半からピアノを学び、実に6歳の時モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》のスコアをピアノで弾くことが出来たという神童で、また5歳で作曲を始めたという。古今東西を通じて最も博識多才の音楽家で、音楽のみならず、戯曲、哲学、天文学、美術についても造詣が深かった。作曲は、交響曲、オーケストラ曲、協奏曲、室内楽曲、器楽独奏曲、過激などあらゆる分野に渡り、それぞれに優秀な作品を残している。一面極めて皮肉屋でユーモラスな性格の持ち主で、「動物の謝肉祭」のような作品を残している。代表的作品は、「交響曲第3番」,「ピアノ協奏曲第3番」,「チェロ協奏曲第1番」、「ヴァイオリン協奏曲第3番」、交響詩「死の舞踏」,「序奏とロンド・カプリチオーソ」、歌劇「サムソンとデリラ」など。


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全部で14曲からなり、元来は室内楽編成用として作曲されたものである。他の作曲家の楽曲をパロディにして風刺的に用いていること、プライヴェートな演奏目的で作曲されたいきさつなどの理由により、以降サン=サーンスは自身が死去するまで本作の出版・演奏を禁じた。ただし純然としたオリジナルである「白鳥」だけは生前に出版している。現在では、プロコフィエフの『ピーターと狼』やブリテンの『青少年のための管弦楽入門』と並ぶ、子供向け管弦楽曲の代表的作品としても人気がある。時に自由な物語を添え、語り付きで演奏することがある。

サン=サーンスの傑作、動物の謝肉祭◎そのエッセンシャル2種



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